マツダは8月5日、初代ロードスターのレストアおよびサービスパーツの維持、供給について検討を開始したことを明らかにした。2017年度後半からのサービス開始を目指すとしている。7月にロードスターの開発責任者に就任した中山雅氏が、千葉市にある幕張メッセで開催中のオートモビル カウンシルのプレスカンファレンスで明らかにしたもので、「古い車を愛でるという車文化を日本の社会に育んでいくことにも挑戦していきたい。そのために初代NAロードスターのレストアサービスとサービスパーツの維持、供給について、マツダとして正式に検討を開始した」と述べた。実現の見通しについては「今後、トライアル期間を経た上で行うが、2017年度後半のサービス開始を目指し頑張っていく」と表明した。中山雅氏はもともと現行型ロードスターのチーフデザイナーを務めていたが、「デザイナーが開発責任者と思われるかもしれないが、実はこれこそが挑戦のひとつと私は受け止めている。守るために変えていくという取り組みをもって、私たちはロードスターの志を守ってきた。そして今回、歴代エンジニアが務めてきた開発責任者の流れを変えてでも、ロードスターの志を守りなさいというのが、(前任者である)山本(修弘)さんのメッセージだったのではないかと僕は思っている」と就任の抱負を語った。また「私のガレージには26年間ずっと一緒に過ごしてきた初代のNA型ロードスターと、最新のNDのろーが仲良く並んでいる」と明かした上で、「この26年間、ロードスターと一緒に過ごしてきた時間や経験というものを肥やしにして、私は守るために変えていくという挑戦をこれからも続けていくということを、皆さんにここでお約束したい」と決意を示した。その上で「そういうことの延長として、古い車を愛でるという車文化を日本の社会に育んでいくことにも挑戦していきたい」と述べ、初代ロードスターのレストア、サービスパーツ供給の事業化を検討している背景を明らかにした。
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