【自動車豆知識】鈑金屋さんの塗装工程について…下地から仕上げまで | CAR CARE PLUS

【自動車豆知識】鈑金屋さんの塗装工程について…下地から仕上げまで

特集記事 コラム

写真1.塗装の下地づくり(サフェーサーを塗布した車両)
  • 写真1.塗装の下地づくり(サフェーサーを塗布した車両)
  • 写真2.メイクの下地づくり
  • 写真3.塗装による色つけ
  • 写真4.ファンデーションで見せたい肌の色に
  • 写真5.磨きで塗装の最終仕上げを
  • 写真6.チークやアイメイクで化粧の最終仕上げを
みなさん、クルマの塗装ってどのように行われているかご存知ですか?スプレーガンを使って塗りたい色を1回だけ吹き付けていると思っている方、中にはペンキをハケに付けて塗っていると思っている方もいるのではないでしょうか?

実はクルマの塗装は、女性のメイクと同じく、いくつもの工程を経てキレイに仕上げていくのです。ここでは、女性のメイクに例えてクルマの塗装を解説していきます。
なお、自動車メーカーの工場で行う新車ラインの塗装と、修理工場で行う補修の塗装では工程が少し違うので、後者の鈑金屋さんで行われている塗装の工程を紹介します。

◆1.下地づくり(写真1・写真2)
メイクをする際もまずは洗顔をして、化粧水、乳液、美容液で肌を整え、日焼け止めなどをして下地づくりをしますよね。
塗装も同じで、まずは塗装面の下地づくりを行います。スプレーガンを使ってサフェーサーを塗ります。サフェーサーは表面の小傷を埋め塗料の密着性を上げ、サビ止めの役割も果たしています。サフェーサーが塗れたら赤外線ヒーター等で充分な加熱乾燥をおこないます。そしてサンドペーパーによる水研ぎをおこない、表面を平滑に仕上げます。


◆2.ベースコート / クリヤーコート(写真3・写真4)
続いての塗装はベースコートおよびクリヤーコートの塗装に移ります。メイクに例えるとファンデーションにあたる部分でしょうか。ファンデーションは、肌をキレイに見せるためのもので、ナチュラルで素肌のような肌、透明感のある水々しい肌など見せたい肌の色にしますよね。
ベースコートは、クルマの肌に色づけするために塗ります。色は白、黒、シルバーなどの単色の他、金属感のあるメタリックカラー、透明感のある輝きのパールカラーなどがあります。
ちなみに「3コートパール」という塗装はカラーベース・パールベース・クリヤーコートと3層の塗装をして輝きのあるカラーに仕上げます。
続いてクリヤーコートを塗装します。クリヤーコートは車にツヤを与えるとともに、紫外線や雨・鳥の糞などの外部環境からクルマを守り、傷つきを防止するなどクルマの外観をより長く守る役割をしているのです。
ファンデーションにも紫外線をカットしたり、お肌の乾燥を抑えたりするための成分が含まれているものがありますね。


◆3.最終仕上げ(写真5・写真6)
いよいよ最終仕上げです。クルマの塗装をピカピカにキレイに見せるための工程です。メイクの最後はチーク・アイメイク・リップメイクなど自分の顔に磨きをかけていきますよね。塗装工程の最終仕上げも「磨き」なのです。
塗装後の表面は、塗料が吹き付けられたままで実はまだ凹凸のある状態です。これを平滑にし、塗装の時についてしまったゴミを除去すべく、サンドペーパーやポリッシャー、コンパウンドといった研磨材を使用します。最初は目の粗い研磨材を使用して磨き、次第に目の細かいものにしていきます。クルマの塗装肌をピカピカに磨き上げたらできあがりです!
《カーケアプラス編集部》

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