近年、愛車のボディをキズや汚れから保護すると同時に、好みの色へカラーチェンジ(色替え)も楽しめる「カラーペイントプロテクションフィルム(カラーPPF)」という選択肢がある。1台の車両に10年以上乗り続ける、車両の長期保有化が進む今、ドレスアップとボディ保護を両立できるカラーPPF施工に関心があるカーオーナーもいるのではないだろうか。
米国発のPPFブランドとして知られている「XPEL(エクスペル)」の日本総代理店・XPEL Japan(エクセルフィルム株式会社/塩谷茂樹ジェネラルマネージャー)が、関西エリアのXPEL施工認定店を対象とした「カラーPPF施工トレーニング研修会」を2026年6月26日に開催した。

同研修会は、日本国内のXPEL施工認定店におけるカラーPPF施工技術のレベルアップと施工品質の一定化を目的としたもの。今回は関西エリアのXPEL施工認定店で、XPEL Japan正規販売店/DAP契約ディーラー・パンサーフェスグループ会社の株式会社TNK(大阪市此花区・髙林克成代表取締役)が研修会場として協力していた。
当日は、関西エリアだけでなく、北海道や三重など全国各地のXPEL施工認定店から総勢20名ほどのPPFインストーラーたちが参加。本記事では、XPELの最新カラーPPF(2025年12月に日本国内で販売開始)の施工トレーニング研修会で伝えれら製品特性や施工研修の模様をレポートする。
ボディ保護のPPFを展開する「XPEL」カラーPPFは16色
ペイントプロテクションフィルム(PPF)は、走行中の飛び石キズや洗車キズなどからボディ塗装面を保護する、厚み約0.15mm~0.20mmのフィルムだ。従来は透明タイプが主流であったが、近年はボディ保護とドレスアップを同時に行うカラーPPFの需要が国内外で高まっている。
米国に本社を置く「XPEL」は、透明性や耐候性、軽微なキズが熱で消える自己修復性能を備えたハイエンドPPFとして、高級スポーツカーや輸入車を所有する層から絶大な支持されているブランドとして知名度がある。
XPELのカラーPPFは、ドレスアップ目的に特化したラッピングフィルムとは異なり、高い保護機能を持つ。
ラインアップには、輸入車メーカーのモデルからインスピレーションを得た「モンツァレッド」や「ボンドシルバー」など、モデル車種を想起しやすい16色を展開。高い艶感を誇る高光沢仕上げの「GLOSS(グロス)」と、しっとりとしたプレミアムサテン仕上げの「SATIN(サテン)」という、好みに応じた2つの質感を揃えている。

顔料を練り込んだ高耐久な着色TPU(ポリウレタン)層を採用しており、長期的な退色を防ぎ質感を維持するという。また、親水性トップコートにより汚れやホコリの付着を抑え、軽度な洗車キズであれば太陽熱などで消える自己修復性能も備える。10年間の長期メーカー保証が付帯する点も大きな特徴だ。近年は、ボディ全体へのフル施工だけでなく、フロント周りやロッカーパネルなど、ダメージを受けやすい部分へピンポイントに施工するニーズも徐々に高まっている。
オリジナル塗装を強力にガードする厚みと柔軟性
今回の施工トレーニング研修会では、前半に座学が行われ、製品の断面構造や各種耐久テストに基づいた解説が行われた。
一般的なドレスアップ用のラッピングフィルム(塩ビ素材)の厚みが約50ミクロン(0.05mm)程度であるのに対し、XPELのカラーPPFは約200ミクロン(0.2mm)前後という厚みがある。この分厚いポリウレタン層が、走行中の飛び石や擦りキズからオリジナル塗装を強力にガードする。

さらに、材料を均一に練り込んで製造されているため、パーツの湾曲に合わせて強く引っ張った際にも「色抜け」や「ひび割れ」が発生しにくいことが強調された。日本の厳しい寒暖差による伸縮にも耐える強靭な柔軟性と、確かな保護性能(各種の飛び石耐性試験や耐熱試験に合格)を両立していると、XPEL Japanの山下正人氏は説明。
XPEL Japanの施工トレーナーによるデモンストレーションでは、カラーPPFを丸めてシワを作った状態から、ヒートガン(約500度~550度)の熱を当てることで、元の滑らかな状態へと復元する様子を実演。ラッピングフィルムと異なり、熱を当て続けてもグロスの艶が飛んだり、サテンの質感が変わったりしない高い耐久性が示された。

研修車両と専用カットデータを用いた実技
今回の研修会では、16種類のカラーPPFの中から2種類のフィルムと2台の研修車両が用意された。トヨタ・プリウスにはマット調の「Satin Tarmac」、メルセデス・ベンツにはグロス調の「Obsidian Black」を使用。研修参加者たちがスムーズに施工トレーニングを行えるよう、あらかじめ各車両パーツのカットデータが用意されており、プロッターでカットされたフィルムを実車に合わせて割り振る形で実技が進められた。


失敗例を間近で確認できるデモ車両の用意
研修会場には、カラーPPFの失敗例を施工者が視覚的に理解できるよう、ブラックカラーのランドローバー・ディフェンダーにオレンジ系のカラーPPFが施工された実車も用意されていた。

データ通りに切ってあるカラーPPFをそのまま施工したことで生じる下地の見え方に加え、わかりやすい失敗例として空気が混入している状態だったり、実際にフィルムが損傷した事例もあり、施工トレーニング参加者にとって実にわかりやすい配慮がなされていた。
どのような施工をすると、こうしたトラブルが起きてしまうのか、XPEL Japanの施工トレーナーが具体的かつ実践的なレクチャーを行っていた。


施工トレーニングでスキルを磨く
会場となった株式会社TNKには、全日本ペイントプロテクションフィルム選手権(2025年度4位、2026年度3位)の受賞実績を持つインストーラーの鬼塚翔輝氏(プロテクション部マネージャー)が在籍しており、施工レベルの高さが強みのプロショップだ。今回の施工トレーニング研修に、同店のPPFインストーラーも参加しており、カラーPPFの施工手順を学んで、技術レベルの向上を図っていた。

施工者から見た「貼りやすさ」
施工トレーニング研修に参加した、八光自動車工業株式会社 八光Body Technical Center(大阪府東大阪市)のスタッフ久野氏に、XPELのカラーPPFの特徴や施工時に感じることを尋ねてみた。
「透明PPFとカラーPPFでは厚みや伸び方に違いがありますが、XPELのカラーPPFは糊面の特性が独特です。施工液(スリップ液)をたっぷりかけることで*貼り直しや位置の微調整がしやすい。他ブランドのフィルムだと一度貼り付くと剥がすのが困難なこともありますが、貼りながら調整しやすいので施工者として扱いやすいです。位置が決まれば、施工液をしっかり洗い流して乾燥させれば強固に密着します」とコメントし、施工しやすいPPFであることが伝わってきた。


難所の攻略とプロのテクニック
一方で、パーツの角など難易度の高い部位のエッジ処理は、透明PPFやラッピングフィルムと同様にコツが必要となる。うまく貼れない箇所では、XPEL Japanのインストーラーが最適な貼り方を個別に指導。フィルムを部分的に温める際、広範囲に熱が及ぶヒートガンではなく、細部だけをピンポイントで狙える「ガストーチ」を活用する実戦的なテクニックもレクチャーされた。

なお、XPELのカラーPPFは、相応の技術を持った「XPEL施工認定店」でのみ取扱・購入ができる限定的な製品だ。全国の施工店で一定の品質を維持することが、このワークショップの目的でもある。
通常、PPF施工を行う専門ショップがカラーPPFの施工練習を行うには自社でフィルムを購入する必要があり、コストがかかるが、今回のワークショップではXPEL Japanが練習用フィルムを用意。参加したXPEL施工店にとって、コストの負担なく実車でカラーPPFの施工トレーニングを行える貴重な機会といえる。また、地域の枠を超えた施工店同士の情報交換の場としても機能していた。
全国展開する技術研修会、確かなクオリティ「XPEL施工認定店」へ
XPEL Japanでは、XPEL認定施工店のさらなる技術向上を目指し、今回のような施工トレーニング研修を、全国各地で定期開催していく予定が伝えられた。「XPELの取扱いに興味がある」「最新のカーラーPPFを導入して施工トレーニングで技術を磨きたい」と考えているカーディテイリングショップやPPFインストーラーにとっても、今回のような研修会の開催は貴重な場となるだろう。
XPELの製品力とそれを支える充実したサポート体制に興味のあるプロショップは、XPEL Japan(エクセルフィルム株式会社)への参加相談もとなっている。愛車の塗装を保護しながら好みのカラーへ変更したいカーオーナーにとって、カラーPPF施工は気になる選択肢であり、確かな技術講習を重ねているXPEL施工認定店に相談や依頼することをおすすめしたい。

◼️ 関連企業情報リンク
XPEL Japan正規販売店/DAP契約ディーラー:パンサーフェス株式会社
パンサーフェス 公式サイト https://pansurface.co.jp/
施工トレーニング拠点 湘南LaB(神奈川営業所 )SNS情報
公式 Instagram https://www.instagram.com/pansurface_shonanlab/
公式 YouTube https://www.youtube.com/@pansurface/featured
XPEL Japan施工認定店/パンサーフェス・グループ:株式会社TNK
公式 Youtube動画:大阪TNK:PPF施工店選び。●●を見せられない店は危険です【XPEL専門店が解説】
公式 YouTube https://www.youtube.com/@tnk-car
公式 Instagram(PPF施工 事例など) https://www.instagram.com/tnk.detailing.lab/
公式 Instagram(ガラス交換 事例など) https://www.instagram.com/tnk.ultimate.osaka.lab/
公式 TikTok https://www.tiktok.com/@tnk.car
公式 LINE https://line.me/R/ti/p/@612zzwwu
公式 サイト https://tnk-car-glass.jp/
XPEL Japan施工認定店/八光自動車工業株式会社 八光Body Technical Center
公式 サイト https://hakko-andco.co.jp/body_repair/
XPEL日本総代理店・XPEL Japan(エクセルフィルム株式会社)
公式 サイト https://www.xpeljapan.com/
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公式 Instagram https://www.instagram.com/xpel_japan/
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