九州・福岡を中心とした、幅広い自動車アフターマーケット事業者向けのビジネス専門展示会『オートアフターマーケット九州2025(AA九州2025)』が10月4日(土)・5日(日)の二日間、博多区のマリンメッセ福岡 B館で開催される。また昨年大好評となった、小中学生向けの自動車整備体験イベントが今年も『ジュニアメカニック2025@福岡』として同時開催となる。
自動運転や電気自動車など様々な技術開発が進む一方、自動車アフターマーケットを支える事業者は技術対応や人材不足など多くの課題に直面している。そういった背景の中、九州エリアに根ざした自動車関連事業者の情報交流を促進し、健全な発展に寄与することを目的に、AA九州2025は開催される。
福岡の地域部品商・九州の整備振興会などが団結
実行委員会の中心となるのは、福岡の地域部品商・株式会社ランテル。九州7県の自動車整備振興会 (一般社団法人 福岡県自動車整備振興会 /一般社団法人 佐賀県自動車整備振興会 /一般社団法人 長崎県自動車整備振興会 /一般社団法人 熊本県自動車整備振興会 /一般社団法人 大分県自動車整備振興会 /一般社団法人宮崎県自動車整備振興会 /一般社団法人鹿児島県自動車整備振興会)と、福岡県自動車車体整備協同組合も協賛し、九州エリアの自動車アフターマーケット業界を盛り上げる。

初出展多数、前回を上回る規模
AA九州2025は、前回を上回る124社・469小間(2025/8/19現在)が出展。23社が初出展となり、車載モバイルwifiや多目的クリーナー、カーセキュリティ、カーバッテリー、デジタルプライス表示システム、スプレーガン用ライト、塗装乾燥機、カーエアコン・保冷車用冷媒など、気になる商材が多数披露される。

さらに、人手不足の解消や作業環境の改善、生産性向上に役立つ省力化整備機器、スキャンツール関連、大型・商用車向けリビルトパーツ、ADAS関連、タイヤ、カーディテイリング関連など、最新の製品・サービスが出品。屋外スペースではリュウド株式会社が電動三輪車の試乗会を実施する。
このほか、会場内に特設される塗装ブースでの水性塗料による塗装実演コーナーも注目だ。同時開催の「ジュニアメカニック2025@福岡」でも塗装体験が予定されている。

いま注目のテーマによる21の無料セミナー
商材だけでなく、最新の業界情報を入手できるところもAA九州の特徴だ。今年は、無料で聴講できるセミナーが21セッション企画されている。
OBD検査の現状や制度の見直しに関する国土交通省 九州運輸局からの情報提供をはじめ、化学物質による健康障害防止に向けた取り組みの重要性(リスクアセスメント)や、整備士養成施設の現状と整備人材獲得に向けた対策、法令遵守・コンプライアンス対応など、いま知っておきたい重要な情報を得られる貴重な機会となるだろう。


なお、入場には来場事前登録が必須。『オートアフターマーケット九州2025』『ジュニアメカニック2025@福岡』それぞれの公式サイトから登録を行う必要がある。