ADAS搭載車のエーミング作業で重宝! スキャンツール『HDM-10000』導入理由を株式会社信越電装に聞いた | CAR CARE PLUS

ADAS搭載車のエーミング作業で重宝! スキャンツール『HDM-10000』導入理由を株式会社信越電装に聞いた

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ADAS搭載車のエーミング作業で重宝! スキャンツール『HDM-10000』導入理由を株式会社信越電装に聞いた
  • ADAS搭載車のエーミング作業で重宝! スキャンツール『HDM-10000』導入理由を株式会社信越電装に聞いた
  • 株式会社信越電装 取締役 統括部長の鈴木秀昭氏(右)と、技術課 課長の武藤貴志氏(左)
  • 特定整備認証を取得している、株式会社信越電装の本社・東京営業所
  • HDM-10000は、国産トラックとして4メーカー(いすゞ、日野、三菱ふそう、UDトラックス)の車両に対応
  • 日立Astemoアフターマーケットジャパン株式会社が提供する最新型の自動車整備用スキャンツール『HDM-10000』

自動車電装品販売・修理サービス・車検整備などを長年展開する株式会社信越電装(東京都大田区・小林智博代表取締役)はエーミング作業用ツールとして、日立Astemoアフターマーケットジャパン株式会社が提供する最新型の自動車整備用スキャンツール『HDM-10000』を令和6年8月から導入。各社から様々なスキャンツールが販売されている中で、なぜ『HDM-10000』を選んだのか。その理由について、同社取締役 統括部長の鈴木秀昭氏と、技術課 課長であり二級整備士と電装整備士の資格も取得している武藤貴志氏に話を聞いた。

株式会社信越電装 取締役 統括部長の鈴木秀昭氏(右)と、技術課 課長の武藤貴志氏(左)

信越電装は、カメラ製造事業で設立され昭和44年11月から東京都大田区と池上地区にて自動車電装品の販売修理に特化した事業を開始。令和7年1月現在の事業内容は、本社・東京営業所を含めて4拠点(羽田営業所、横浜営業所、城東営業所およびHSストロング)にて、法人向けの自動車エアコン修理や車検整備、カーナビ等の用品取付、自動車ディーラーのサービス工場などに常駐や出張して作業するケースもあれば、自動車用品卸販売、ナビ道路情報システム事業なども展開している。本社・東京営業所と横浜営業所ではADAS(先進運転支援システム)搭載車の電子制御装置整備に必要な特定整備認証をいち早く取得して、エーミング作業も行っている。

特定整備認証の取得について「トラックなど大型車両のエアコン修理作業を多く対応しているのですが、ADAS搭載車のエアコン修理のためにバンパーを脱着して作業をする場合もあり、電子制御装置整備としてエーミング作業が発生するため、本社と横浜営業所はすぐに特定整備認証を取得しました」と鈴木統括部長はコメントする。

特定整備認証を取得している、株式会社信越電装の本社・東京営業所

『HDM-10000』は起動が早く、国産トラックにも対応 整備用・検査用兼用機で導入後のコストも安い

『HDM-10000』の導入を決めた理由を尋ねると、技術課の武藤課長が「起動の速さと、対応車種の幅広さです。電源を入れて数秒で立ち上がるので作業効率化につながっています。また当社はいすゞや日野、三菱ふそう、UDトラックスといった国産トラックのエアコン修理や車検、整備などを行う機会が多くあり、HDM-10000は国産トラックの対応車種が多いので助かっています」と話し、現場目線で使い勝手の良さを述べた。

HDM-10000は、国産トラックとして4メーカー(いすゞ、日野、三菱ふそう、UDトラックス)の車両に対応

信越電装が以前導入していたスキャンツールはモニターパネルが破損した際に、修理で数十万円の費用が発生したり、年間ライセンス料も10万円と高額だったが『HDM-10000』は年間ライセンス料が2万円(税抜)で、本体の保証延長特典※1もあるため、低コストで使用できる点も大きな魅力だと、鈴木統括部長や武藤課長は導入理由を教えてくれた。

現在、信越電装では本社・東京営業所で『HDM-10000』を2台導入中。『HDM-10000』は整備用だけでなく、OBD検査用のスキャンツールとしても使用できる兼用タイプのため汎用性の高さもポイント。自動車整備の経験が浅い新人や外国籍のスタッフも悩まずに操作できる操作性の良さも導入のメリットになっているようだ。なお信越電装は、日立Astemoアフターマーケットジャパンの特約店として『HDM-10000』の販売も行っており、自社で実際に導入して感じた使い勝手の良さを整備事業者に説明できる点が販売実績につながっているものと思われる。『HDM-10000』の購入を検討している都内近郊の整備事業者は信越電装に相談してみるのも良いのではないだろうか。

日立Astemoアフターマーケットジャパン株式会社が提供する最新型の自動車整備用スキャンツール『HDM-10000』

このほか『HDM-10000』は、国土交通省が令和6年7月末に開始した「令和6年度スキャンツール補助事業」の対象機種となっている。同補助事業は予算額に達したため令和6年11月6日に申請受付が打ち切られており、2回目となる整備事業者を対象とした「スキャンツール(外部故障診断機)導入補助」の実施予定情報は令和7年1月16日時点でまだ発表されていない。

※1 特典として年間ライセンス料を継続して支払うと本体保証も1年間延長される。保証規定については『HDM-10000』の取扱説明書に詳細が記載されている。

《カーケアプラス編集部》

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