自動車業界に携わるプロたちの視点で “いいクルマ” を選ぶ『いいクルマアワード2023』の表彰式が、東京ビッグサイトで3月7日から開幕した「第20回国際オートアフターマーケットEXPO2023（IAAE2023）」の懇親会で発表された。大賞は6年連続でトヨタ・プリウス、特別賞はトヨタ・アルファードが初受賞し、トヨタのダブル受賞となった。
「いいクルマアワード」は、オートアフターマーケット連絡協議会が主催。自動車製造（メーカー）の視点ではなく、整備や修理、鈑金塗装、用品部品販売、新車・中古車の販売および買取、ロードサービス、ガソリンスタンド、カーディテイリング、保険などに従事している自動車業界のプロを対象に “いいクルマ” を選び表彰するもの。
6つの設問（①価格の割に良いクルマ ②トラブルの少ないクルマ ③リセールバリューの高いクルマ ④次に乗りたいクルマ ⑤カスタマイズが楽しめるクルマ ⑥あこがれのクルマ）があり、2022年12月1日から2023年1月31日の間、オンライン投票を実施。2017年からスタートし、7回目となる今回の投票では4,612件の有効回答を集めた。
6年連続で大賞に選ばれたプリウスは、評価対象となる3部門（価格の割に良いクルマ、トラブルの少ないクルマ、リセールバリューの高いクルマ）の合計ポイントが最も多く、総得票数1,097件を獲得した。
特別賞のアルファードは「リセールバリュー」部門で圧倒的に支持を集め、初の1位に。全ての設問で5位以内にランクイン。独自のカテゴリー性を確立し、クルマ好きの若年層から富裕層や経営者まで幅広いユーザー層から支持され、法人車としての需要も勝ち取ったマーケティング効果や、自動車整備・修理の入庫が多い点などが選考委員会で高く評価され、特別賞に選ばれた。
選考委員長を務めた三浦和也氏は総評として「プリウスは総得票数の多さで大賞に決まりましたが、特別賞のアルファードとは僅差の一騎打ちで、今回はトヨタの二冠となりました。プリウスはモデルチェンジが行われたばかりで、修理やリセールの機会はまだまだ少ないと思いますが、来年の3月頃は増えているでしょう。アルファードも今年どこかのタイミングでモデルチェンジされる噂もございます。今後もアフターマーケット業界の皆様の奮った投票を頂きながら、業界が選ぶ “いいクルマアワード” を続けていきたいと思います」と述べた。
表彰式では、同アワードの三浦和也選考委員長が大賞を授与したのち、同アワードを主催するオートアフターマーケット連絡協議会の中村秀隆理事（アフターマーケットサプライヤー活性化委員会 代表幹事）が特別賞のプレゼンターを務め、トロフィーと表彰状をトヨタ自動車株式会社 広報部 第2広報室 メディアリレーション2グループ長の小川正樹氏に手渡した。
