運転が得意ではない人にとって駐車場は、目的地までの最後の難関といえるだろう。最近ではレンタカーにも搭載されていることが多いバックモニターは後方確認に本当に役立っているのだろうか。パーク24は毎月、運転テクニックに関するアンケートを実施している。先日発表されたアンケート結果から、後方確認の得手・不得手が運転を得意と認識するうえでポイントとなっていることが伺えた。運転が上手ではない(「あまり上手ではない」「上手ではない」)と認識している人に苦手な運転技能を聞くと、「バック(52%)」「駐車(57%)」「合流(44%)」と後方確認を必要とする技能が高い割合を示している。一方、自身の運転を上手(「とても上手い」「まあ上手い」)だと回答した人は、得意な運転技術に「バック(38%)」「駐車(50%)」「合流(39%)」をあげることが多かった。つまり自身の運転を上手と感じるかどうかは、後方確認がスムーズにできるかどうかがポイントであると考えられる。最近のクルマにはバックモニターが搭載されているものも多く、駐車する際に目印にするものを「モニター映像」と回答した人が、全体では10%ほどだったのに対して駐車が苦手な人は16%と6ポイントも高かった。バックモニターがもっと普及すれば、後方確認が苦手な人の助けになるのではないだろうか。