7年ぶりのフルモデルチェンジで1986年6月に登場した3代目三菱『デリカ・スターワゴン』。4WD車の開発では、キャブオーバーワゴン4WD車のリーダーの地位を決定付けるため、オフロード性能と快適性の両立を追求したという。3代目の開発は1983年春ごろから始められ、その時点で、衝突安全性とウォークスルーを可能にするセミキャブオーバー式車体という構想もあったが、従来同様にスペース効率に優れたフルキャブオーバー式となったという。1993年2月には、オートキャンプ等のフィールドレジャーに適した特別仕様「ジャスパー」を発売した。この「スターワゴン」は、1994年5月に4代目『デリカ・スペースギア』が発売されて以降も、市場で棲み分けて継続販売された。1986年6月 フルモデルチェンジ新型「デリカ・スターワゴン」発売。 モノコックボディ、2.0リットルガソリン、 2.5リットルディーゼルターボエンジン搭載、ロングスライドパーソナル回転シート、2WD車にクリスタルライトルーフ採用。1986年8月 ロングボディ車を追加1987年9月 2.0リットルガソリンエンジンに、ECIマルチを採用。2WD車に大型樹脂バンパーを装着。1988年8月 4WD車にA/T車を追加1989年8月 3ナンバー車を追加(2.4リットルガソリンエンジン設定、4WD車にハイルーフ、クリスタルライトルーフ追加)1990年8月 異形4灯ヘッドランプを装着するなど外観を大幅変更1991年8月 安全性向上など、一部改良、3連メーター設置1992年8月 内外装、機能を充実1993年6月 内外装、機能を充実、類別追加1997年10月 「デリカ・スターワゴン」のフロント外観を大幅変更、エアバッグ装備拡大