10年ぶりにオーディオインストールをはじめた並河さん。ナビとスピーカーを北海道のAUDIO.VISUAL.SECURITY FISTでインストールしたことで毎日の生活や音楽の趣味さえ変わってきたという。会社帰りにオーディオの世界に浸ることも多くなったという。◆多くのカスタムを経験してきたオーナー最後まで残ったのがオーディオへの興味子供が小学生になたのを機会に、カーオーディオのインストールに戻ってきた並河さん。10年のブランクがあったので、人気ブランドやシステムの傾向なども様変わりしていたので、一から勉強し直したのだとか。そんな時にサポートしてくれたのが会社の仲間だった。会社にカーオーディオ好きがいるため、いろいろな相談などもすることができたという。またインターネットや雑誌に掲載されているカーオーディオの最新情報もフル活用している。そんな情報を自分なりにまとめてシステムを組み始めた。「以前オーディオをやっていた頃は、クルマのカスタムの延長線でオーディオをやっていました。最初の外装カスタムをして、内装カスタムを追加していって、最後にはオーディオという順番でした。その頃も友人の影響でいろいろなカスタムを楽しんでいました」。しかし、内外装のカスタムは卒業したもののカーオーディオにはずっと興味があったというオーナー。「最後の最後にオーディオにはまったって感じだったのかな、そして今も気になっているのはカーオーディオです」。その思いが10年の歳月を経て、再びオーディオインストールを実施することになった原動力だ。こうしてプロショップの門を叩いて、前編で紹介したナビ+フロントスピーカーの交換を実践した。◆サウンド面とデザイン面を考えドアのアウターバッフル化は必須ハスラーにインストールしたシステムはサイバーナビ+モレル・ハイブリッド602の2ウェイスピーカーとシンプルだ。しかしインストールのスタイルには存分にこだわった。「スピーカーの取り付けはどうしてもアウターバッフルにしたかったんです。しっかり作り込んで取り付けたい、自分にとってはデザイン性もオーディオでは大切なポイントなんです」。また、せっかくのスピーカーの能力をフルに引き出す取り付けという観点からもアウターバッフルは譲れなかった。「気に入って選んだスピーカーなので、能力を存分に引き出したいと思ったんです。軽カーがベースなのでなおさらアウターで良い音を追求したかったんです」。こうして出来上がったドアのアウターバッフルはインテリアにもマッチし、デザイン的にもサウンド的にもオーナーお気に入りとなった。加えて奥さんも乗るクルマなので振動板のプロテクションにも気を配った。そのためグリルを使った処理を施している。デザイン的にも実用面でも満足いく仕上がりとなったのも、オーナーのお気に入りのポイントだ。合わせてトゥイーターはAピラーに埋め込みインストールしているのもポイント。気に入って選んだ2ウェイスピーカーのポテンシャルをトコトン引き出すための質の高いインストールを実践している。一方、ユニットはフロントに集中してラゲッジには一切手を付けていないのもこだわり。その理由は小学生の子供を連れて海やキャンプに出かけることも多いためラゲッジは手つかずで残したかったため。アウトドア好きな並河ファミリーにとってアウトドアへの移動手段として無くてはならないクルマなので、ここも譲れないポイントだった。◆会社帰りに大好きな音楽を聴くためプチドライブに出かけるのが一番の楽しみこうしてシステムを決め、デザインの方向性をショップと相談して決めた並河さん。いよいよ納車の日がやってきて初試聴となった。「完成したクルマを初めて聴いた感想は、すごく良かったです。なんだか昔やっていたオーディオとは全然違うサウンドでした。サウンドのクオリティがずいぶんレベルアップしているのだと感じました」。満足感満点だった愛車のサウンド。以前オーディオをインストールしていた頃にとは音のクオリティが大幅にアップしていたのにも驚いた様子。クルマの完成後は通勤や週末のドライブでフル活用している。「特に会社の行き帰りでオーディオを楽しんでいます。仕事が終わってからの帰り道はちょっと遠回りして音楽を楽しむことも多いです。これが今一番楽しい時間になっています」。良い音に包まれて一人でリラックスした時間を楽しむ、これこそがオーディオの醍醐味のひとつだと感じさせられるエピソード。こうしてオーディオを毎日のように楽しむようになると音楽の趣味も徐々に変わってきているという。「以前はJ-POP中心に聴いていたんですが、オーディオを組んでからはJazzを聴くことが多くなりました。なぜだかよくわからないのですが騒がしい曲よりも落ち着いた曲が心地良くて好きになってきたんです。持っていたCDでは飽き足りなくなり、Webで曲をダウンロード購入することも多くなっています」。今後はシート下へのサブウーファー追加やラゲッジのフロア下へのパワーアンプ追加など、徐々にシステムアップを計画中だという。ただしインストールは大げさなものではなく、コンパクトでシンプルに収めるのがコンセプト。もっと良い音にしたいという思いがどんどん強くなっているというオーナー、ますます自分仕様のオーディオカーが進化していく。
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