日本流行色協会(JAFCA)が毎年、最も魅力的な車両のカラーデザインを選ぶ「オートカラーアウォード」。20回目となる今年は12月16日、横浜美術館(神奈川県横浜市)で最終審査がおこなわれ、ヤマハ『MT-10 / MT-09 / MT-07』のカラーリングがグランプリに選出された。今回の「オートカラーアウォード2017」には、国内の四輪、二輪あわせて9ブランドから15のカラーデザインがエントリー。一般投票員による評価や審査員による選考の結果、グランプリに輝いたのはヤマハ MT-10、MT-09、MT-07の「ブルーイッシュグレーソリッド4」に「アシッドイエロー」をアクセントに加えたコンビネーション。車種ごとに設定された色彩ではなく、MTシリーズのカラーリングとしての受賞となる。ストリートの世界観を強調した、インパクトがありながらクールにまとめたカラーリングで、今回のエントリーにあたってヤマハが掲げたテーマは「受け入れられる非常識 “Night Fluo”」というもの。車体全体ではダークにまとめながら、汚れやすいホイールに明るい色を使ってアクセントにするというのは、たしかに常識的ではない。表彰式で、ヤマハ発動機デザイン本部・プロダクトデザイン部デザイン企画グループの安田将啓 主事は「市場でもここまで受け入れられるとは思ってなかったが、高く評価されて嬉しい。これからも、非常識であってもマーケティングといっしょになりながら受け入れられる努力を続けていきたい」と受賞の喜びを語った。また実際のデザイン作業を担当したGKダイナミックス動態グラフィック部の片平憲男デザイナーは「プロとしての心を信じてもらえたおかげで、こうした面白いデザインができたのではないかと思っている」と語っている。なお、惜しくも次点となったのは川崎重工業(カワサキ)の『Ninja H2 / Ninja H2R』のカラーコンビネーションで、上位2色が二輪車という結果となった。
従来の価格交渉のあり方を根本から見直す必要あり! 事故車修理を行う車体整備事業者が損害保険会社と「適切な価格交渉」を促すための施策とは? …国土交通省 村井章展氏に聞く 2025.3.13 Thu 14:12