【大阪府堺市】カーメイクアートプロ 秀逸なコーティング技術が魅力 | CAR CARE PLUS

【大阪府堺市】カーメイクアートプロ 秀逸なコーティング技術が魅力

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堺市にあるカーメイクアートプロ外観
  • 堺市にあるカーメイクアートプロ外観
  • 充実した設備だということが建物の外からでもうかがえる
  • 大阪で名を馳せるディテイリングショップとして多くのユーザーから信頼される
  • フロント中央に鎮座するスーパーカーが名物
  • 丸山代表は22歳の時にカーメイクアートプロを創業
  • レザーのリペア、メンテナンスは同社の看板メニューの一つだ
  • レザーの加工を行う作業場
  • ここで型を切り出したり、レザーの加工が行われる

大阪第2の都市・堺市。ここに、府内外から集まる多くの一般ユーザーはもちろんのこと、同業者からも注目を集めるカーディテイリングショップがある。それが、カーメイクアートプロ(美原区黒山76-4、丸山悦顕代表)だ。

豊富なメニューを掲げながら、すべての施工でハイレベルな仕上がりを実現し、多くのファンの心を掴んできた同社。「クルマを美しくし、喜んでいただくこと」というシンプルながら究極ともいえるモットーを掲げ、ユーザーの愛車と向き合う姿を紹介する。

バイタリティに溢れる堺市のスゴ腕ショップ

阪和自動車道・美原北インターチェンジのほど近く、県道36号線沿いを走っていると、茶色地に白文字で「Carmake Artpro」と書かれたゲートが目に飛び込んでくる。ここが大阪で名を馳せるカーディテイリングショップだ。

ゲートから店舗を覗くと、ポルシェ、フェラーリ、ベンツといった超高級車や、希少なクラシックカーが所狭しと並ぶ。カーディテイリングショップとしては広い敷地に足を踏み入れ、店舗入口に向かうために駐車スペースを通ると、「なにかのスーパーカーショーにでも来ているんだっけな?」という錯覚すら覚える。

外観だけ見ても充実した設備を誇っていることがうかがえる店舗では、カーコーティング、カーフィルム、レザーリペア、ルームクリーニングなど、クルマの美しさを演出するために必要なメニューのほぼすべてを揃えている。年々規模を拡大する同社。しかし、出発点はどこにでもある“小さなクルマ屋さん”の1つだった。

「もともとクルマ1台しか置けないスペースで、我流のスタートでした。メニューもカーコーティング、クリーニング、カーフィルムの3本柱。多くの人に知ってもらえるように、宣伝とか営業とかを必死にやっていました」

丸山代表にカーメイクアートプロの原風景を聞くと、こう懐かしんだ。

1993年、当時22歳の若者だった丸山代表は、どうしても「クルマ関係の仕事に就きたい」と3年間勤めた実家の電気工事会社を辞め、ディテイリングの世界に飛び込んだ。全国のカーディテイリングショップを回り、わずか2カ月の“修行期間”を経て起業したというのだから、その行動力には感服する。そして、このバイタリティこそ、カーメイクアートプロをこの規模のショップにまで拡大させた、大きな要因なのではないかと感じた。

拡大を続けるショップ。その理由とは?

前述したような豊富なメニューも、その行動力やバイタリティがもたらした1つの形だ。どのメニューも決して“無理矢理”に始めたものではない。「作業やお客様の声を通じて、必要性を感じた」(丸山代表)ものを、積極的にメニューに組み込んだことの結果なのだ。

例えば、シート補修。これは、室内クリーニングを行っている時に、シートが色落ちしているケースをよく見かけたことがきっかけとなり、始められたメニューだ。依頼された部分の作業だけを追いかけているだけでは、見逃してしまうような部分にもしっかりと気を配り、そこで得られた気づきやアイデアから新たなメニューが生み出される。それは、いかに一台のクルマと真剣に向き合っているかの証明とも言える。

日々の作業のなかで、必要だと思ったらやってしまえばいいという姿勢が、現在のような『トータルディテイリングショップ』の形を作り上げている。創業から約25年の歴史のなかで、カーメイクアートプロは4度の店舗移転を繰り返している。いずれも、入庫台数が増えショップが手狭になったことへの措置なのだが、拡大を続ける理由を、こういうところに垣間見ることができる。

こだわり抜いているレザーリペア

様々ある同社のメニューで、著者がどうしても皆さんに知ってもらいたいものがある。それがレザーのリペア、メンテナンスだ。

昔からレザーが好きだったという丸山代表。施工を始めた理由も、実にカーメイクアートプロらしかった。

「20年ほど前に、自分のクルマに革シートを張ってもらおうと思ったら、施工できるお店が2カ所位しかなかった。しかも、両方とも数カ月待ちで、さらに金額も高かった。『それなら、自分でやってしまおう』と思ったのがきっかけとなり始めました」

必要性を感じたらやってしまえばいいという姿勢は、ここでも顔を出してくる。そして代表自身が革好きということもあり、採用後のこだわりもハンパではなかった。

「レザー施工の本場・ドイツの技術を日本中に広めたい」という思いから、現地でメルセデス・ベンツやロールスロイスに革製品を供給するレザーゼントラム社と手を組み、同社製品の国内展開を始めたのだ。さらに、同国で資格認定を受けたマイスター(職人)を日本に呼んで、定期的に講習会なども開催している。お店にはいつもレザーのストックを1000種類以上用意し、最高の製品を、最高の技術で届けるための努めに余念がない。

さらに、その想いが並々ならぬものだと分かる場所がある。それがレザーの作業スペースだ。社内には、洗車・コーティングを行うブースの他に、主にレザーリペアを行う作業ブースを設置。車両を5台置けるそのブースの脇には、工業用ミシンや、素材を目一杯広げられる机などが用意された広々とした作業場も完備する。レザーに関する作業を、ほぼ社内で行えることや、スタッフが施工に集中できる環境が整えられている点などが、その本気度を見る者に伝えるだろう。

“匠のワザ”を味わえるショップ

もちろんディテイリングショップでの“看板役者”ともいえる、ボディへの施工でも多くの特徴を持つ。

コーティングは主に2種類の溶剤を使用。1つ目は、オリジナルブランドの「ウルゴ」。同社で施工した累計1万台以上のコーティング実績をもとに化学メーカーと共同開発した商品で、はっ水型と疎水型の2タイプが用意されている。ボディ用だけでなく、本革、ガラス、ホイール、タイヤ、モールに対応した商品が用意され、クルマまるごと一台を強固に守ることができるのだ。

そして2つ目が、同社が日本総代理店を務める「セラミックプロ」だ。鉛筆硬度で最高の9Hを誇る同商品は、世界中で広く愛好されるコーティング剤で、汚れやキズから愛車を徹底的に守ってくれる逸品だ。

そして、これらこだわり抜いた製品の魅力を、最大限まで引き出すために必要となるのが、いわずもがな“人間力”だ。 同社では、『コーティング職人』という肩書を与えられたスタッフが、下地処理から施工までを一任している。ちなみにコーティング職人のほかにも、『レザーリペア職人』『オーダーメイドインテリア職人』『洗車職人』『カーフィルム職人』『塗装職人』と各分野にスペシャリストを配置。これが、どのメニューにおいても、匠のワザを堪能できるヒミツだ。

語り尽くせぬ魅力の数々

この他にも、従来の貼るタイプではなく、スプレー塗装で施すという、まったく新しいプロテクションフィルムを提供しているのも特色の一つだ。走行時の飛び石をはじめとした外部からの衝撃や、汚れに対して高い保護能力を持つ。熱を加えることでキズの自己修復効果がもたらされることや、ポリッシャーで磨くこともできるので、愛車をいつまでも美しい状態にしておくことができる。

また、ディテイリングショップでは珍しい、あるサービスの展開も新たに始まった。それが、ハンドルやアクセル、シートなどに部品を後付けすることで、個々人のライフスタイルに合わせたクルマの乗り方を提供する「カーアダプテーション」の施工だ。欧米ではメジャーな存在で、例えば福祉車両として使用するのにも有効。ベースとなる車種は問わないため、どんなクルマにも対応できるのが魅力となっている。

ここまで紹介したのは、まだ同社の取り組みのほんの一部といえる。クルマだけでなくバイクへの施工も受け付けたり、設置された塗装ブースを活かし、鈑金・塗装やデントリペアといった修理の注文にも対応できるのだから、その懐の深さは計り知れない。もはや同社を“カーディテイリングショップ”という括りの中のみで語るのが正しいことなのか、話を聞けば聞くほど分からなくなってくる。

バリエーションに富んだメニューを1つ1つ挙げ、全ての魅力を伝えようとすると、本文は途方もないほどの超大作になってしまう。しかし、どれもハイレベルで紹介すべき事項であることは間違いがない。そこで、乱暴な言い方ということは承知で、あえてこう表現させてもらいたい。「クルマの美しさや、快適に乗るための施工は、すべてここに揃っている」と。それがカーメイクアートプロの魅力と言っても、決して過言ではないだろう。

トータルディテイリングショップのさらなる進化を目指して

丸山代表は取材中、「お客様が求めることで、私たちができることは、どんなことでもやっていきたい」と語っていた。その言葉は、同社で行われていることを見ると、さらに大きな説得力を持つ。

また業界を盛り上げるため、多くのショップとのネットワークを形成し、日々の情報収集・発信にも努めている。これが常に“最先端”のショップでいられる理由の1つだ。そのネットワークはジャンルや業種といった枠組みにとらわれない。『柔軟』に自動車業界全体のことを、その目に捉えている。

柔和な表情で取材に応じてくれた丸山代表だが、その言葉の節々からは、“野心”ともいえるような強い思いが感じられた。それは「まだカーメイクアートプロは完成品ではない」という意思なのかもしれない。これからもユーザーをはじめ、業界関係者を驚かせ続けるのだろう。

しつこいかもしれないが、相談すれば「どんなことでも、聞く耳を持ってもらえるのではないだろうか?」という期待感を感じてしまうショップ、それがカーメイクアートプロだ。高級車から一般車まで広くユーザーに支持されるのも、この信頼感からだろう。

「えっ? こんなことまでやってくれるの?!」

この大阪の名店を訪れた時、皆さんがそう言って驚く顔が、この原稿を書いてる今もはっきりと頭に思い浮かべることができる。




<店舗情報> カーメイクアートプロ www.art-pro.co.jp
〒587-0002 大阪府堺市美原区黒山76-4
072-369-3456
営業時間:平日9:00~19:00
定休日 :日曜日/祝祭日

《カーケアプラス編集部》

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