スリーエム ジャパンは9月5日、カーラッピングフィルムに塗装保護機能を付加した「3M プロテクションラップフィルム」を発売した。
同製品は、3M独自の技術が複数採用されたハイブリッドフィルム。ラッピングフィルムのパーソナライズ性とペイントプロテクションフィルムの耐久性を組み合わせており、3M コントロールタック コンプライ 粘着剤の技術により、ペイントプロテクションフィルムでは珍しいドライ施工が可能となった。
これにより、一般的なウェット加工に比べて施工時間を約半分に短縮できる。飛び石、生活傷、汚れへの耐久性のある着色ウレタンフィルムは全26色を用意し、光沢や艶消しタイプ、フリップなど幅広くラインナップしている。
車へのこだわりやファッション性を重視するプレミアムなカーオーナーでも満足できる製品という。また、ドライ施工が可能になったことで、今までペイントプロテクションフィルムを取り扱ってこなかった施工会社でも取り扱えるようになり、市場は拡大することが予測される。
製品仕様は厚さ0.19-0.23mm(粘着剤含む)で、常温で高い柔軟性と追従性を持つ。施工時は常温で伸ばしながら凹凸部や曲面へ追従させるコールドストレッチが基本だが、端部や強い凹凸部には最小限のヒートガンによる熱処理が必要となる。
耐候性は約5年で、カラーバリエーションは全26色(グロス18色、マット5色、フリップ3色)を展開している。