埼玉県上尾市の大型ショッピングモール「アリオ上尾」駐車場で4月19日、「昭和平成オールドカー展示会」が開かれ、360ccの軽自動車からスーパーカーまで約280台がエントリーして賑わった。
日本旧軽車会(吉崎勝会長)の協力により毎年春と秋に行われている旧車イベント。開催ごとに人気はうなぎのぼりとなり、今回はスワップミートが41店、ケータリングが7台と過去最大の出店となった。
集まった280台のうち、今回は軽自動車が75台エントリー。スバル『R-2』やマツダ『シャンテ』、三菱『ミニカ』、ホンダ『ライフステップバン』など、小さくとも日本の技術力がぎっしりと詰まったバラエティ豊かな車両が並んだ。
そんな中で地味ながら気になる1台だったのが、4代目のスズキ『フロンテ』(1973年)。黄色ナンバーになる直前のモデルで、しかも2ドアというレアな存在だ。「多分、関東でナンバー登録して公道を走っているのはこれ1台かもしれない絶滅危惧種」とオーナー。「見た目は可愛いけど、2ストなので吹け上がりが鋭く、バイクのような面白さです」。吉崎会長も「旧車を始めるなら、軽自動車が登竜門。可愛くて操縦しやすいし、何より価格が安いので購入しやすい。最近は女の子にも人気が出てきました」と話していた。
また、初代30型系日産『セドリック』や歴代の『スカイライン』、GM『シボレー・コルベット』などはクラブ単位で多数が参加。80年代にトヨタカローラ店で販売されたオーナーズクラブ「カローラ店80's」からは『セリカ』『スープラ』『カムリ』などが並んだ。またフェラーリ『ディーノ』やデ・トマソ『パンテーラ』などのスーパーカーも家族連れなどに人気だった。
一味違う存在感があったのは、右側がヒンジドア、左側がスライドドア、後部ドアが観音開きのトヨタ『デリボーイ』(1995年)。配送や移動販売車などに使われたウォークスルーバンだ。この個体は5人乗りの「502」モデルだが、後部座席を取り払って2人乗りとし、DIYで荷室にヒノキを張りベッドを据え付けるなど車中泊仕様に。エンジンは1.5Lキャブ仕様から1.8Lインジェクションへと換装し、コラム5MTとも相まって、オーナーによれば「格段に運転しやすくなった」。「柴犬との移動とか、美ヶ原高原などへの車中泊ドライブに出かけています」と楽しんでいる様子だった。


