イスタンブールで気になった、王冠マークのボディ保護フィルム「オレックス」とは!? | CAR CARE PLUS

イスタンブールで気になった、王冠マークのボディ保護フィルム「オレックス」とは!?

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イスタンブールで気になった、王冠マークのボディ保護フィルム「オレックス」とは!?
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羽田空港からの直行便で約13時間、トルコ共和国の首都イスタンブールにて、自動車部品・用品の国際見本市『アウトメカニカ イスタンブール2024』が5月23日~26日の4日間にわたってTÜYAP イスタンブールフェアセンター&コングレスセンターで開催された。

自動車部品や整備機器の出展が多い中、カーディテイリング関連商材としてペイントプロテクションフィルム(PPF)を訴求していた気になるメーカーがあったので紹介したい。

60,000名を越える自動車業界関係者が来場

『アウトメカニカ イスタンブール2024』は1~12ホールという巨大な展示会場を設け、日本を含む世界35カ国から1,450社の出展者と12カ国のパビリオンが参加。会期4日間の来場者数は昨年比20%増加の60,000名以上となり、世界中の自動車業界関係者が訪れて大盛況となった。

自動車部品をはじめ、二柱リフトなどの整備機器や故障診断機、エーミング機器、フレーム修正機のほかEV充電器などもあり幅広い商材が出品されていた。オーテルやランチといった馴染みがある製品もあったが、日本の自動車アフターマーケットでは見かけないメーカー名が多かった。

王冠マークと社名が気になる「オレックス」

洗車やコーティングといったカーディテイリング関連商材の出展が少なかった中で、特に気になったのは、ペイントプロテクションフィルム(PPF)をアピールしていたOLEX Films「OLEX(オレックス)」だ。

ブースでは、ボディへの飛び石キズや汚れ、紫外線による経年劣化などからボディを保護するPPF製品を訴求しており、英語の会社案内と製品カタログを配布していた。

カタログを開くと、フロントガラスを保護するウインドウプロテクションフィルム(WPF)もあり、車に限らずプライベートジェット機やヨットの外装保護フィルムとしても提供しているようだ。このほか、PPF施工後のアフターケア用品や施工用の各種ツールも取り揃えているのがわかる。

カタログの最終ページに「ワランティカード」の紹介があり、その内容に驚いた。同社ウインドウフィルムシリーズにおける色の歪み、色あせ、気泡、ひび割れなどに対して、購入日から最大15年間の限定保証を提供と記されていた。

OLEX Films社にメールで質問

イスタンブールから日本に帰国後、同社のWebサイトを発見。「Crown your car」をスローガンを掲げ、車両の保護と美観を提供する、2019年に創業された米国のウインドウフィルムメーカーだとわかった。いくつか気になることがあったので、OLEX Films社に英語で質問メールを送ったところすぐに返信があった。以下にて実際のやり取りを抜粋する。

――編集部
OLEX Films社のウインドウフィルムは、カメラやレーダーセンサーなどのADAS機能に影響はありますか?

――OLEX Films担当者
近年の新型車には赤外線技術が採用されており、ウインドウフィルムが車両コンポーネントやシステムに影響を及ぼす可能性を考えて、ADAS機能に影響をあたえないように開発しています。

――編集部
日本では、フロントガラス、運転席側、助手席側のドアガラスにウインドウフィルムを施工した際、可視光線透過率が70%以上を満たす必要があります。そのルールをクリアできる可能性があるフィルムはありますか?

――OLEX Films担当者
当社シリーズ品は、 VLT(可視光線透過率)のバリエーションを用意しており、70%以上のフィルムもあります。お渡しした製品カタログよりも多くの製品情報を当社Webサイトで確認できますのでぜひチェックしてみてください。

――編集部
御社Webサイトを見ると、アメリカに施工店が2店舗あるのがわかります。施工・販売条件はありますか? 日本の事業者が御社商材を取り扱うことはできるのでしょうか?

――OLEX Films担当者
品質に影響を与えるため、施工教育は重要です。パートナーシップのもと1対1で、1週間または隔週の教育プログラムを用意しています。また6か月以内に、世界中のすべてのパートナーとイベントを開催する予定もあります。現在、日本での輸入販売代理店がないため、弊社商材に興味があるプロショップからの問い合わせは大歓迎です。

正直なところ、OLEX Films社の王冠マークと社名に既視感があるのは否めず、世界的に知られる時計ブランドのイメージにインスパイア(?)されて誕生したのか謎のままだが、イスタンブールの展示会で世界中の自動車アフターマーケット事業者に堂々と訴求されており、存在感があった。当編集部の質問メールに丁寧に対応してくれたことも感謝したい。ピンポイントで部分的にボディ保護できるPPF施工は日本でも一定の需要がある。OLEX Films社による最大15年保証も気になるので、日本のディテイリングショップで施工・販売される日が来るのか、今後の動きに注目したい。

《カーケアプラス編集部》

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