クルマの長期保有化が進み、中古車購入ニーズも増え、美観維持や保護目的で「ボディコーティング」施工を希望するカーオーナーは多い。そういった市場動向に着目し、新規ビジネスとして、自社で仕入れた中古車にボディコーティングして販売する「中古車商品化」に取り組みたい自動車アフターマーケット事業者もいることだろう。
3月7日～9日に東京ビッグサイトで開催された、自動車アフターマーケットの国際展示会「第20回 国際オートアフターマーケットEXPO 2023（IAAE 2023）」に出展していた、株式会社リンレイのブースでは、“U-car 商品化製品 サービスコーティング製品”をキーワードにプロ向けのボディコーティング剤『ポリッシングコートPRO』が展示されていた。
塗布するだけで塗装面のキズを消し平滑にする
株式会社リンレイのスタッフに『ポリッシングコートPRO』について尋ねたら、高品質に仕上がるコーティングを、短時間かつ簡単に施工できる点が特徴だという。同社スタッフによれば、従来のコーティング施工は5工程（磨き・洗車・ブロー・コーティング塗布・コーティング拭き取り）が必要だが『ポリッシングコートPRO』はボディに塗り込むだけの1工程で完了でき、独自技術として特許取得済み（特許 第3545033号）とのこと。
『ポリッシングコートPRO』には硬質超微粒子研磨材が含まれており、ボディ塗装面の細かいキズやこびりついた汚れ、水アカを落として塗装面を平滑にしたのち、ガラス系ハイブリッド被膜を形成。鏡面のような光沢が約６ヶ月（JIS指定促進試験結果）持続され、汚れをつきにくくする効果も期待できるという。1工程のため短時間で施工が完了し、省力化によるコスト削減が可能で、コーティング施工経験が浅い作業者でも施工しやすいと同社スタッフは話していた。これからボディコーティング施工に取り組みたい自動車アフターマーケット事業者にとって、気になる商材なのではないだろうか。
