車に長く乗り続けるユーザーが増えている昨今、車のボディ塗装面を保護するための「ペイントプロテクションフィルム(PPF)」の施工が注目を集めている。
PPFは、車を日常的に使う際に起きる傷や飛び石による被害、洗車時についてしまうスクラッチ傷などから塗装面を守る約150μm(0.15mm)~200μm(0.20mm)の厚みを持つフィルムで、近年では各ブランドで、色味、平滑性、防汚性能、自己修復など、特徴を持った製品を開発している。
3M「スコッチガード」
アメリカに本社を置く世界的化学・電気素材メーカー3Mの日本法人スリーエム ジャパンでは「スコッチガード ペイントプロテクションフィルム プロシリーズ4.0」を販売している。
アクリル系感圧型粘着剤を使用した無色のウレタンフィルムで、飛び石や擦りキズ、汚れなどのダメージから塗装面を保護。黄変が起こりにくく耐久性が高い点が魅力で、自己修復機能もあるという。また、光沢感があるため愛車の美観維持にも貢献する。
対象部位は、ボンネット、フロント/リアバンパー、フェンダー、ピラー、サイドミラー、ドアハンドル、ドアエッジ、トランク周り。サイドミラーやドアハンドルに施工すれば、爪や指輪などのキズを防げる。またトランク周りに施工すれば、荷物の出し入れ時のダメージから守れる。グロスタイプとマットタイプの2種類があり、サイズは914mm X 30.5Mと、1524mm X 15.2Mを用意する。