ホンダアクセスは「クルマのカスタマイズに関する調査2022」を実施。これまでカスタマイズにかけた費用は平均53万円であることがわかった。
調査は5月10日から12日の3日間、自分のクルマをカスタマイズしたことのある20歳~69歳のドライバー1000人を対象にインターネットリサーチで実施した。
まず、これまでに行ったことがあるカスタマイズを聞いたところ、「ホイール交換」(48.2%)と「ドライブレコーダー装着」(47.4%)が高くなり、「カーナビ交換」(34.3%)、「ホイールのインチアップ・インチダウン」(28.5%)、「ライトバルブ(電球)交換」(26.7%)、「オーディオユニット・スピーカー交換」(24.9%)が続いた。男女別にみると、男性では「ホイール交換」が59.8%、「ホイールのインチアップ・インチダウン」が38.6%、「ライトバルブ(電球)交換」が40.0%と、女性と比べて20ポイント以上高くなった。
カスタマイズのタイプについては、「オーディオ・音響系」(30.5%)が最も高くなった。以下、「ラグジュアリー系」(22.1%)、「オフロード系(タイヤ交換・リフトアップ等の外装のカスタマイズ)」(18.7%)、「サーキット系」(12.4%)、「アウトドア系(キャンプ仕様・車中泊仕様の内装カスタマイズ)」(11.7%)が続いた。男女別にみると、男性では「サーキット系」が19.4%と、女性(5.4%)と比べて14.0ポイント高くなった。年代別にみると、20代と30代では「オフロード系(タイヤ交換・リフトアップ等の外装のカスタマイズ)」が他の年代と比べて高くなった。若年層には、ワイルドさを演出するようなカスタマイズに関心を持っている人が多いようだ。
カスタマイズにかけた費用総額は、「5万円未満」(15.3%)や「10万円~15万円未満」(13.7%)、「50万円~100万円未満」(15.3%)などに回答が分散し、平均は53.0万円。「500万円以上」(1.4%)と、車両本体価格を超えるような価格帯の回答もみられた。タイプ別のカスタマイズ費用はドリフト系(181.6万円)が最も高くなり、サーキット系(145.0万円)、ローライダー・ハイドロ系(136.3万円)が続いた。
最後にクルマをカスタマイズすることで、満足度はどのように変化したのかを尋ねてみた。カスタマイズ前の満足度では「50点~60点未満」(14.8%)や「70点~80点未満」(19.4%)、「80点~90点未満」(28.8%)に多くの回答が集まり、平均は66.9点だった。一方、カスタマイズ後の満足度では「80点~90点未満」(21.6%)や「90点~100点未満」(30.8%)、「100点」(31.6%)に多くの回答が集まり、平均は84.5点と、17.6点上昇した。タイプ別の上昇幅はローライダー・ハイドロ系が24.4点(59.8点→84.2点)で最も大きくなり、レトロ系が19.9点(61.2点→81.1点)、サーキット系とドリフト系が18.5点(順に69.2点→87.7点、66.5点→85.0点)で続いた。