ところで『Z2H』は、国内外のカーオーディオ製品の数々をディストリビュートしている(株)イース・コーポレーションの専売モデルとなっている。これまでも『Full Digital Sound』を積極的に販売してきた同社に、セールスが一任された格好だ。ユーザーにとっては状況は従来と変わらない(ただし限定200台、早い者勝ち)。
■より柔らかく、より暖かくサウンドが進化。なんとも耳に心地良い…。
さて、『Z2H』が加わったことで『Full Digital Sound』の音はどう変わるのか。それを知るべくイース・コーポレーションが全国の販売店を対象にして4月10日、11日の両日にわたって開催した、『イースセミナー&ショー2018』の会場に出向いた。その中に設けられたClarionブースにて、実機の展示と搭載車「SUBARU・BRZ」でのサウンドデモが行われたのだ。
デモカー「SUBARU・BRZ」に乗り込みその音を確認してみると…。真っ先に感じたのは、"質感の柔らかさ"だった。なんとも耳に心地良い。これまで『Full Digital Sound』を搭載したクルマの音を何台となく聴いてきたが、それらの多くで感じられた"研ぎ澄まされたイメージ" から、より柔和な耳当たりになっていたのだ。高解像度であること、高S/Nであること、レスポンスがすばやいこと等々の基本的なポテンシャルは、進化こそすれ後退している部分は何1つなく、その上で音に温かみが加わったという印象だ。
「デモカーの音を聴いて、高性能であることを実感できました。価格的に考えても、水準は越えています。『Full Digital Sound』は完結型のシステムであるとはいえ、使っている方々はオーディオ好きな方たちです。ステップアップに興味をお持ちだと思うんですよね。このツィーターなら自信を持ってお薦めできます。そして、想像以上に良い音でしたので、次なる展開にも期待が膨らみました。今後も市場に刺激を与え続けてほしいです。応援しています」
「『Z2H』が登場したことを嬉しく思っています。音も良かったですよ。S/Nが増していて、高域の繊細さクリア感も上がっていました。ちなみに『Full Digital Sound』を搭載している方の"ハイレゾ"率は高めですので、"ハイレゾ対応ツィーター"というコンセプトは的を射ていますよね。また『Z2H』に換装すると、能力が高い分調整幅も広がりそうです。好みの音に仕上げやすくなるわけで、そこのところも利点となりそうですね」
最後に、愛知県の実力店『ルロワ』の小山代表のコメントをお届けしたい。
「『Full Digital Sound』は他にはない、Clarion独自の先進的なシステムです。新しいからこそワクワクできる。そういう製品が市場には必要だと思うんです。だからこそ進化し続けてほしいと思っていました。『Z2H』は明らかに再生レンジが広がっていて、それにより低域、中域にも好影響が出ていましたし好印象です。今後の展開としては、上級フルシステムがラインナップに加わってほしいと思っています。システム単位で選択肢が増えるとベストです。この先にも期待したいですね」
『Z2H』が登場したことで、『Full Digital Sound』のバリューが一層向上したと思います。これをきっかけに、『Full Digital Sound』への注目度もさらに上がったら嬉しいですね。
これからも『Full Digital Sound』を、広くお薦めしていきたいと考えています。カーオーディオの楽しみ方はさまざまであり、製品の選択肢も幅広いわけですが、『Full Digital Sound』が魅力的な製品であることも確かです。得られる満足度も高いですし、今後も注目し続けていただけたらうれしいですね」
『Hi-Res Full Digital Tweeter・Z2H』の発売開始となる6月下旬が待ち遠しい。これを搭載してサウンドを進化させる搭載車が、全国で多々登場することだろう。それらの音をイベント取材等で聴けるのが、今から実に楽しみだ。なお『Z2H』の製品詳細および(株)イース・コーポレーションへの問い合わせ先は、下記Webページでご確認を。