レースシーンやモータースポーツのフルバケットシートのパイオニアが、キャンピングカー好きをどう呼び寄せるか。フルバケ系やリクライニング系のシートを展開するブリッドは、「EUROSTER」「STREAMS」「DIGO」という3つのモデルを最前面に配置した。ブリッドの商品群は、レース志向のコンペティションスポーツ系、両距離ドライブ派へのコンフォートスポーツ系の2カテゴリに大別できる。今回、ブリッドがキャンピングカー好きにプッシュしたのが、最もコンフォート側に位置する EUROSTER、STREAMS、DIGO の3種。そのなかでも最もプレミアムなクラスが EUROSTER だ。「ジャパンキャンピングカーショーに出展するのは今回で2回目」と話す同社スタッフは、キャンピングカーショーに出展した理由についてこう教えてくれた。「軽自動車や『ハイエース』などをベースにしたものや、バン・トラック系のキャンパーは、もともと客室空間にコストをかけているので、シートにはなかなかお金をかけられない。でも、こうした現場で試すと、商品力をダイレクトに体感してもらえる」。キャンピングカーというと、はるか遠い地へ向けて走り、雑踏から離れた自然のなかで過ごすという時間が思い浮かぶ。「長距離・長時間ドライブが当たり前のキャンピングカーユーザーが、ブリッドのコンフォートスポーツ系シートに座ってみると、『これはいいね』といってすぐに購入プランを尋ねてこられる。助手席に座る奥さんもシートを試すと『これはいい』といって旦那さんに『買って』となることも…」。また、キャンピングカーユーザーが好むシートは、「スエードタイプよりもレザーが売れる」とスタッフ。「ペットや、子どもたちといっしょにドライブする機会が多いせいか、サッと拭けてシミになりにくいレザーが選ばれる」。さらに価格帯について同社スタッフは「1脚15万円前後のものが最もよく売れる。スポーツカーなどと違って、助手席に座る奥さんも『ほしい』ということになるので、運転席と助手席をセットで購入するパターンが多い」とも教えてくれた。
車をテーマとした映像作品を募集…日本発「第3回 国際自動車映画祭2025」開催 2024.11.24 Sun 17:00 International Auto Film Festa実行委員会は11月19日、第3回目…