愛車は大事に長く乗りたいけれども、クルマを所有し続けるにはガソリン・駐車場・保険・車検などのランニングコストがどうしてもかかるもの。その中で比較的分かりにくい車検の費用について考えてみましょう。一般的な乗用車であれば、通常2年に1回の車検が義務づけられており、車検を受けなければ公道が走れないこともあり、仕方なくクルマを購入した店舗へ車検をお願いする方も多いのでは?車検を終えたクルマとともに車検の内訳を見て、車検の費用は「高いなあ」と思っている方がほとんどだと思います。でも実はお店によって車検費用に違いがあるのをご存知しょうか?実は車検の費用の内訳はとってもシンプル!一般的には、公的費用(法定費用)と呼ばれる国などに支払う税金等と、車検をお願いする工場に支払う費用の2つの項目に分かれています。◆公的費用(法定費用)公的費用とは、自賠責保険+重要税+印紙代のことで、ディーラーでも工場でも公的費用はそのまま国や保険会社に納めることになります。公的費用の内訳は下記の通り。・自賠責保険 車の車種、期間によって金額が決まっています。・重量税 車の重量にかかる税金。重量によって金額が決まっている。・印紙代 車検を通す為に必要な書類に貼る印紙。工場の形態によって金額が変わります。 認証工場の場合は小型で1700円(小型以外1800円)、指定工場の場合は1100円。つまり公的費用(法定費用)は、印紙代が工場の形態によって若干の差がある以外は、どこで車検をうけても同じ金額となります。◆工場に支払う費用公的費用以外に支払うものが、実際に車検をお願いする工場側へ支払う費用となります。こちらの項目に決まった名称はありません。工場によっては検査代、代行料、整備代など項目を設定していたりしますが、実は項目も料金も工場側で自由に設定できるのです。したがって、車検の料金だけを比べる場合は、公的費用(法定費用)以外の費用で比べると費用の違いが明確になるのです。ただし工場によってはあたかも公的費用と見せかけて項目を表記したり、公的費用の金額を変えて表示する場合もありますので、しっかり見極める必要がありますので要注意です。また公的費用以外の費用を比べて、安さだけで選ぶのも賢明ではありません。費用に対して納得のいく説明をしてもらえる工場や、安心して車を預けられる工場を選ぶ事が大事なのです。
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