国土交通省 九州運輸局をはじめとする関連団体が主催となり、九州エリアの小中学生とその保護者を対象とした自動車整備体験イベント『ジュニアメカニック2026@福岡』が、2026年10月3日(土)・4日(日)の2日間、マリンメッセ福岡 B館で開催される。
本イベントは今回で3回目の開催となり、九州エリアを中心とした自動車業界向けビジネス展示会『オートアフターマーケット九州2026』と同時開催される。プロ向けの最新製品・サービスの展示や事業活性化のヒントが得られるセミナーと、次世代育成の取り組みが同時に繰り広げられる年に一度の大型イベントだ。

また今回は、会期初日の3日(土)限定で『JAF九州ロードサービス競技会』も開催。九州各県から選抜されたJAFロードサービス隊員が、日頃培った技術と知識を競い合う場となる。会場では、競技会のほか、交通安全のクイズに答えて発行される免許証そっくりのカード作りや、はたらくクルマ展示、お楽しみ抽選会など、子どもから大人まで楽しめるコンテンツが用意される。

前年実績1,200名超、大盛況「ジュニアメカニック福岡」
開催を目前に控える中、『ジュニアメカニック2026@福岡』実行委員会構成メンバーの九州運輸局 自動車技術安全部 部長の小宮洋志氏は、本イベントが立ち上がった経緯と狙いを次のように語る。

「日本の自動車アフターマーケット業界は少子高齢化による人材不足が喫緊の課題であり、九州エリアにおいても若手の人材確保は急務です。職業選択を本格的に考える前段階の小中学生に、自動車整備や修理の魅力を知ってもらうことが不可欠との考えから、九州運輸局の発案で2024年から企画がスタートしました。
昨年の『ジュニアメカニック2025@福岡』には前年の約3倍となる1,278名が来場し、受付に行列ができるほどの大盛況となりました。今後も行政・業界・教育機関・自治体が一体となって、次世代を育てるきっかけの場にしていきたいと考えています」と小宮部長は開催背景や意義を伝える。
また本イベントは、子どもたちの体験にとどまらず、自動車アフターマーケット業界に従事するプロたちが自身の家族や親族と共に足を運ぶ場としての意図も込められている。日頃は直接見せることができない現場の仕事や社会的な必要性の高さを家族に間近で感じてもらい、自らの仕事に対する誇りや意義を共有できる貴重な機会として、親子で楽しみながら自動車整備や修理について知ってもらうことも大きな目的となっている。
“本物”の自動車やプロが使う工具で体験する感動
『ジュニアメカニック2026@福岡』最大の特徴は、子ども向けに玩具化されたツールではなく、プロが現場で実際に使用している「本物」の車両や工具で体験できる点にある。
「見るだけではなく、実際に乗ったり、触ったり、本物の工具を握ったり。大型トラックの運転席に座るなんて一生に一度あるかないかの貴重な機会になります。子どもたちの『やってみたい!』という気持ちを全力で満たせる場となっていますので、ぜひご家族でマリンメッセ福岡にお越しいただき、ワクワクする時間を過ごしてほしいです」と、小宮部長は本物志向の体験価値を強調する。


初参加、北九州ダイハツ販売『コペン』での実車体験を用意
体験コンテンツを提供するのは九州エリアの自動車メーカー系ディーラーや建設機械・フォークリフト販売メーカー、自動車整備専門学校など15社・団体だ。
このうち、今回初参加となる北九州ダイハツ販売は、ダイハツ車の販売を行う副代理店事業者の次世代育成や地域課題の解決に貢献したいという熱い想いから参加を決意したと、同社 業販部 部品部 部長の吉岡慎治氏は思いを述べる。
また同社ブースでは、2026年8月下旬で生産終了となったダイハツの軽オープンカー『コペン』の実車を用意。電動ルーフが自動開閉する迫力の動作を間近で見られるほか、子どもたちが車体にスキャンツール(故障診断機)を接続して不具合を特定し、部品交換まで行うプロ顔負けの体験を予定している。

「こんな機械(スキャンツール)で、車と会話して不具合を見つけているんだ! という驚きとともに、大人の手を借りず自らの力で不具合を直せた達成感をぜひ味わってほしいですね。車が動かなくなると、荷物が届かなくなったり、おじいちゃんを病院に連れて行けなくなったりする。車の不具合を直す自動車整備士という存在の必要性を、体験を通じて感じていただければ嬉しいです。自動車整備士は、車社会の安全・安心を支えている、カッコいい仕事だということを、お子さんや保護者の皆さんに伝える機会にしたいです」と、営業部 法人営業部の吉井哲也氏は意気込みを話してくれた。

リアルで本格的な整備体験プログラムが満載
会場では、日常点検をはじめ、ベンチエンジンを用いた故障診断やアクティブテスト、EVの仕組みを学ぶミニ四駆ワークショップ、リモート操作パーキング体験、3D図面作成体験など、未来のクルマ技術に触れられる企画が満載だ。
昨年大好評だった「塗装体験」が今年も登場。同時開催の『オートアフターマーケット九州2026』会場内に設けられたプロ向けの塗装ブースにて、九州マツダといすゞ自動車九州が本格的な塗装体験を予定している。

さらに、今年初参加のコマツカスタマーサポートによる建設機械の点検・メンテナンス体験や、高所作業車バケット体験、子どもロードサービス検定など、はたらく車の裏側を学べるプログラムも揃う。
事前予約不要で立ち寄れるコーナーも充実しており、「ビッグトラック探検隊!」での運転席・荷箱見学、パトカー・消防車等の「働くくるま」乗車体験、冷凍車温度体験、「EVトラック発見ラボ」など、当日気軽に楽しめる企画が目白押しだ。体験コンテンツは予約が必要なものもあるため、詳細やイベント公式サイトで確認できる。

なお、整備体験コンテンツを企画提供するエントリー企業・団体は、以下の通りだ。
いすゞ自動車九州株式会社、北九州ダイハツ販売株式会社、九州スズキ販売株式会社、株式会社スズキ自販福岡 株式会社九州マツダ、九州三菱自動車販売株式会社、スバル九州株式会社、日産福岡販売株式会社 ネッツトヨタ北九州株式会社、福岡トヨタ自動車株式会社、株式会社ホンダカーズ博多、コマツカスタマーサポート株式会社、一般社団法人日本自動車連盟 福岡支部、学校法人西鉄学園 西鉄自動車整備専門学校、西鉄エム・テック株式会社
九州の自動車アフターマーケット業界の未来を見据えた同時開催の想い
『オートアフターマーケット九州2026』実行委員長を務める地域部品商・株式会社ランテル代表取締役社長の上村正明氏も、『ジュニアメカニック2026@福岡』との同時開催に強い使命感を抱いている。

「地域の車社会と物流を支え続けるためには、業界の活性化と未来の整備士育成が不可欠です。最新の業界情報が行き交うオートアフターマーケット九州と、子どもたちが本物の体験を楽しめるジュニアメカニックを同時開催することで、整備事業者の “ 今 ” の事業支援と、“ 未来 ” の人材確保という両面から、九州の車社会の発展に貢献してまいります」と熱いメッセージを寄せた。
『ジュニアメカニック2026@福岡』『オートアフターマーケット九州2026』はともに来場事前を行えば無料で来場可能だ。九州エリアで自動車整備や修理など自動車アフターマーケット事業に携わっているプロをはじめ、自動車整備体験に興味がある小中学生と保護者は、ぜひ会場に足を運んでみてはいかがだろうか。
▼イベント開催概要
名 称 :『ジュニアメカニック2026@福岡』『オートアフターマーケット九州2026』
会 期 :2026年10月3日(土)・4日(日)10:00-17:00 (※最終日は16:00まで)
会 場 :マリンメッセ福岡 B館(福岡県福岡市博多区沖浜町2-1)
入場料 :無料 ※登録制
事前登録:ジュニアメカニック2026@福岡 https://iaae-jp.com/jm_fukuoka/
事前登録:オートアフターマーケット九州2026 https://www.iaae-jp.com/aa_kyushu/

