タイヤ脱輪事故防止に貢献、ホイールボルト・ナットの汚れ・サビ対策ツールで効率的に安全性を高める【オートアフターマーケット九州2026】 | CAR CARE PLUS

タイヤ脱輪事故防止に貢献、ホイールボルト・ナットの汚れ・サビ対策ツールで効率的に安全性を高める【オートアフターマーケット九州2026】

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タイヤ脱輪事故防止に貢献、ホイールボルト・ナットの汚れ・サビ対策ツールで効率的に安全性を高める【オートアフターマーケット九州2026】
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近年、大型車を中心としたタイヤ脱輪事故が深刻な社会問題となっている。

潮風や台風などによる大雨の影響で車体や部品がサビを受けやすい九州エリアの自動車整備事業者に向けて、タイヤ脱輪事故を防ぐための対策商材が、2026年10月3日・4日にマリンメッセ福岡B館で開催された『オートアフターマーケット九州2026』の会場で目に留まった。

ボルト・ナットのサビ・固着・緩みを予防

ミヤコ自動車工業株式会社のブースでは、ホイールボルト・ナットのサビ、かじり、焼き付き、緩みを予防する防錆軸力安定剤『ボルトプロテクトスプレー BP-300』と、国際規格であるISO方式ホイールボルト・ナット専用の『IS-300 ISOボルト防錆スプレー』が訴求されていた。

同社の軸力安定剤を、ホイールボルトやインナー・アウターナットのしゅう動部に吹き付けることで、サビやかじりを低減。塗布することで、シール性があり、水をよせつけない性質の被膜が振動を吸収して緩みを防ぐ仕組みだ。

ブース内には塗布済みのボルトがあり、見た目こそ変化がないものの、手で回転させると被膜の効果でゆっくりと滑らかに動き、塗布による効果を実感できた。

サビ・汚れなど異物除去作業を安全・効率的に

東空販売株式会社からは、すでに発生してしまったサビや汚れを効率的に除去するプロ向けのトルク管理システムツールとして『ボルトクリーナー MBC-30CS』が出品されていた。

法令で義務付けられた異物除去作業をスムーズに行うために開発されたもので、大型タイヤ締付前のボルトやボルト穴、ネジ山、ネジ穴のサビや汚れを研磨して落とす電動ツールと、ホールブラシ、クリーナーケースなどがセットになっている。

特に注目したいのはオプションの「ハブナットホルダー」だ。タイヤ1本あたり8~10本あるボルト・ナットの研磨作業は非常に手間がかかり、ナットの紛失や電動ツールの振動による飛び跳ね事故のリスクも伴う。そういったリスクを回避するために同ホルダーにナットをセットして作業することで、事故を防ぎながら安全かつスピーディーに効率的な作業が可能との提案がなされていた。

大型車の脱輪事故と事業者の法令義務

こうした対策商材が訴求されている背景には、深刻化するタイヤ脱輪事故と管理体制の強化がある。国土交通省の調査では、大型車の車輪脱落事故は2025年度に128件発生(前年度比8件増加)し、冬期やタイヤ交換直後に集中している。原因の多くは、サビや異物によるボルト・ナットの固着・折損、ネジ山の締め付け不良や緩みだ。

こうした状況を受け、国交省は規制を強化し、2023年の通達改正により事故を起こした事業者には初違反であっても車両停止などの行政処分が科されるようになった。

また、タイヤ交換時のサビや汚れなどの異物除去は法令上の義務であり、4年以上経過した車両や左後輪の重点確認、規定トルクでの増し締めなど、現場には厳格な管理が求められている。

国交省は、冬用タイヤへの交換時期に車輪脱落事故が増加する傾向を踏まえ、関係団体と連携して2026年10月1日から「大型車の車輪脱落事故防止キャンペーン」を実施し、タイヤ脱着時の確実な作業および保守管理の徹底を呼びかけている。

大型車に限らず乗用車においても、タイヤ交換時にホイールボルト・ナットの状態を確認することは極めて重要だ。

塩害リスクの高い九州エリアにおいて防錆スプレーや研磨ツールを活用することは、人手不足に悩む整備現場の効率化と安全確保、法令順守の両立に直結する。また、自動車アフターマーケット事業に携わる経営者や整備士、現場スタッフたちが自動車業界向けの展示会に足を運ぶことは、最新ツールの情報収集だけでなく、カーオーナーの安全・安心なカーライフのサポート役として「人命を預かる仕事」の重みを再認識し、責務を全うする気持ちを高める場でもあると感じた。

《カーケアプラス編集部@金武あずみ》

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