車内の空気をクリーンに保つには「エアコンフィルター」の汚れチェック&リフレッシュが重要 | CAR CARE PLUS

車内の空気をクリーンに保つには「エアコンフィルター」の汚れチェック&リフレッシュが重要

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車内の空気をクリーンに保つエアコンフィルター ~Weeklyメンテナンス~
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外気導入でエアコンを稼動していると車外の花粉や黄砂、PM2.5などが車内に送り込まれてしまう。それをある程度フィルタリングしてくれるのがエアコンフィルターだ。車内の環境をクリーンに保つために定期的な汚れチェック&リフレッシュをしよう。

◆花粉や黄砂を防ぐエアコンフィルターをチェックしてる?

花粉や黄砂などの影響を極力減らすために自分でできるメンテナンスのひとつがエアコンフィルターのリフレッシュだ。クルマのエアコンは家庭用のエアコンとは異なり、内気循環に加えて“外気導入”が備えられている。外気導入=車外の空気を取り入れるメカニズムでフレッシュエアを車内に取り入れる役目がある。しかし一方では外気と一緒に花粉や黄砂などが車内に流れ込んでくることになる。

その防波堤になってくれるのがエアコンフィルターだ。外気の取り入れ口に濾紙(不織布など)を使ったフィルターを設置して、車外の空気をフィルターを通過させることでクリーンにしてから車内に取り入れる仕組みだ。近年のクルマの多くには純正搭載されているので、特に気にもとめずに使っているユーザーもいるだろう。しかしエアコンフィルターは定期的は交換が必要なパーツなので要注意だ。実際にエアコンフィルターを脱着したことがある読者ならわかるだろうが、エアコンフィルターは使っているとかなり汚れが堆積する。しかも汚れてしまった場合には再利用は不可で交換が必要だ。

エアコンフィルターはDIYでも交換できる比較的簡単に脱着できる場所に取り付けられている場合が多い。比較的ポピュラーなのはグローボックスの裏側に設置されているホルダーだ。角形のエアコンフィルターを設置するホルダーが備えられ、フィルター交換用のフタが取り付けられホルダー部分からフィルターだけを脱着交換できる仕組みだ。グローブボックスを外したり、グローブボックスの下部からアクセスできるなど、車種ごとに構造はさまざまなのでDIY交換する際には愛車のエアコンフィルターの位置の確認からはじめてみると良いだろう。

交換方法がわかればエアコンフィルターを調達する。カー用品店には車種ごとに適合するエアコンフィルターが用意されている。市販のフィルターには花粉対策、PM2.5対策、黄砂対策などをうたったモデルも多い。また活性炭を使って臭い除去にも効果があるアイテムもある、さらには抗菌機能を備えるモデルもある。目的に合った高機能なモデルを選んでみるのも良いだろう。また市販パーツに愛車の適合が見当たらない場合にはディーラーで純正パーツをオーダーすることもできる。

◆DIY初心者でも作業可能なので積極的にチャレンジしよう!

脱着方法と新品のエアコンフィルターを用意したら、いよいよ交換作業開始だ。

まずは現在付いているエアコンフィルターを取り外す。ホルダー部分からエアコンフィルターを取り外すと、外気があたる側のフィルターはかなり汚れている場合が多い。落ち葉や小さなホコリ、砂のようなチリなどがびっしり詰まっているケースもある。こうなってしまってはフィルター効果も期待できないし臭いの原因にもなってしまう。また外気導入の妨げにもなってしまう(ひどい場合にはエアコンの送風が弱くなるケースもある)。少しの汚れであればフィルターの裏側(車内側にあたる側)からエアブローしてホコリやゴミを吹き飛ばして再利用することもできる場合もあるが、汚れが確認できる程度であれば迷わず交換してしまった方が良いだろう。1年程度を目安にして定期的な交換を実施しておくと良いだろう。

車内に花粉や黄砂、PM2.5がストレートに流入するのは防いでくれるエアコンフィルター。定期的な汚れのチェックと交換で常に車内の空気環境をリフレッシュしておくと良いだろう。交換はそれほど難しくないので車内清掃などと合わせて次の週末に実践してみよう。

土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。

車内の空気をクリーンに保つエアコンフィルター ~Weeklyメンテナンス~

《土田康弘》

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