ヒョンデモービスは、韓国で4月3日に開幕する「ソウルモビリティショー2025」に出展すると発表した。今回の展示で最も注目を集めるのは、ホログラフィックウィンドシールドディスプレイ(以下、ホログラフィックHUD)技術だ。
この技術は、車両のフロントガラスに走行情報やナビゲーション、音楽、動画などのコンテンツを鮮明に表示する次世代ディスプレイ技術で、世界的な光学企業であるドイツのZEISSと共同開発している。
ヒョンデモービスは、一般の来場者が様々なモビリティ新技術を直接体験できるよう、「観客中心」の展示空間を用意する。来場者は、ホログラフィックHUD技術を搭載した車両に乗り込み、その革新的な機能を体験することができる。
また、横方向走行や360度回転が可能な「MOBION」も展示される。MOBIONは、ヒョンデモービスの次世代電気自動車駆動技術のe-コーナーシステムとコミュニケーションライティング技術を搭載した実証車両だ。来場者は実際にMOBIONに試乗し、これまでにない新しいモビリティ体験ができる。
展示会場には「M.Techギャラリー」も設けられ、来場者が体験したモビリティ技術の仕組みを理解できるスペースとなっている。専門の解説者が、複雑な自動車部品技術をわかりやすく説明する。
さらに、ヒョンデモービスは展示期間中、小学生を対象とした「ジュニアエンジニア教室」を開催する。参加する子供たちは、光の投影と反射原理を利用した3Dホログラムや、太陽電池で動くミニカーの製作体験などができる。