日産自動車は、フラッグシップスーパースポーツ『GT-R』の新規注文受付終了を発表した。公式ウェブカタログページにて「生産を予定している数量の注文受付を終了」したとしている。2007年の登場以来、18年にわたり進化を続けた名車がいよいよ幕を下ろす。
日産GT-Rは2007年に登場。日産車としてだけでなく日本を代表するスーパーカーとして国内外で人気を博した。モータースポーツでも数々の活躍を見せ、サーキットでの経験を活かし市販モデルも常に進化をし続けた。
エンジンひとつをとってみても、3.8リットルV6「VR38DETT」エンジンは当初の最高出力480馬力/最大トルク588Nmから、570馬力/637Nmまでパワーアップ。価格も2007年モデルが777万円で登場したのに対し、最新2025年モデルの頂点「スペシャルエディション」は3061万3000円と“スーパー”になっていた。
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主要マーケットである北米向けについては、すでに2024年10月に生産終了しており、日本向けの生産終了も秒読みとなっていた。今回新規注文受付を終了したのは024年6月に発売した2025年モデルで、これが「R35型 GT-R」としての最終モデルとなるとみられる。
同ページには「GT-Rの新規注文受付終了について」として、「NISSAN GT-Rは、多くのお客さまからご注文を頂き、生産を予定している数量のご注文受付を終了いたしました。2007年の発売以来、長きにわたり多くのお客さまにご愛顧いただき、誠にありがとうございました」というメッセージが掲載されている。
現段階では2026年モデルや、次期型に関する公式発表はない。