「第1回OACサウンドコンテスト」は越生自動車大学校イベントと共催! 来場者の熱い注目を集めた | CAR CARE PLUS

「第1回OACサウンドコンテスト」は越生自動車大学校イベントと共催! 来場者の熱い注目を集めた

イベント イベントレポート
「第1回OACサウンドコンテスト」は越生自動車大学校イベントと共催! 来場者の熱い注目を集めた
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  • トヨタ ランドクルーザープラド(オーナー:藤浪綾乃さん) by EPIC
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関東では久しく開催されていなかったオーディオコンテストが9月28~29日に埼玉県で開催された。第1回目となるOACサウンドコンテストに参加した注目エントラントの取材に出かけてきた。

◆来場者を多数集める越生自動車大学校のイベントと共催

オーディオプロショップであるEPICが主催する「OACサウンドコンテスト」(今回が第1回の開催)。OAC(OGOSE AUTOMOBILE COLLEGE)のネーミングからもわかるとおり埼玉県入間郡にある越生自動車大学校のイベントとして開催された。当日は越生自動車大学校の敷地内ではOAC AUTO SALON 2024と題したイベントが開催されており、チューニングカーの展示やショップブースの出展、飲食ブースも用意され、数多くの一般来場者を集めるクルマ好きにはたまらないイベントとなった。

そんな中で開催されたOACサウンドコンテスト、サウンドプロコース、サウンドチャレンジコース、さらにはインストトールコースなどのカテゴリーが設けられた。審査には評論家に加えて、AVカンサイの岩元氏、イングラフの木村氏も名を連ねサウンドチャレンジコースの審査を担当。

関東地区のオーディユーザーが待望していたコンテスト形式のイベントとあって多くの来場者を集めた同イベント、特設会場内にはオーディオメーカーのブースも出展、エントラントは審査の合間には各ブースに立ち寄るシーンも見られた。主催者のEPICでは今後も定期的な開催を計画中と言うだけに、関東でのオーディオコンテストを盛り上げる存在になっていくことが期待される第1回開催となった。

◆トヨタ ランドクルーザープラド(オーナー:藤浪綾乃さん) by EPIC

スピーカーはサウンドに加えて“デザイン性”の高さで決めたという藤浪さん、オーディソン・テーゼスの特徴的な振動板でインテリアのイメージを柔らかくして女性らしいデザインに仕上げた点が見どころ。

特徴的な造形はミッドレンジ/ツイーターをセットする一体パネルだ。ファイバー/パテ/ウッドを使って造形された唯一無二のデザインは、ドアミラー裏パネルの無い車両のツイーター位置をなるべく外側にしたいというオーナーのニーズから生まれた。その結果ステージの幅を広げることに大きく貢献している。ラゲッジは一段かさ上げして手前にエンクロージャー、奥にパワーアンプなどを収める機能的なレイアウトとした。引き締まったソリッドな中高域を鳴らし振動板同様に透明感あるサンドを再現した一台となった。

◆アウディRS-7(オーナー:紙谷裕亘さん) by AVカンサイ宝塚

スピーカー&パワーアンプにクワトロリゴのオーパスを導入した紙谷さんのアウディ。解像度や帯域バランスの良さはもちろんだが、その上に艶っぽさを感じさせるという理由からオーパスを選んだ。フロント3ウェイをドライブしているのは同じくオーパスのI(A級駆動)とII(AB級駆動)、さらに同じくワトロリゴのプレシジョン1、2をラゲッジにフラットにインストールしたデザインは美しく圧巻だ。ラゲッジフロアの底に空冷システムを備え、パワーアンプの熱対策もしっかり施しているのもベテランらしい配慮と言えるだろう。

最近は息子さんがオーディオに興味を持ち自らがかつて使っていたユニットを譲り渡して父子で競う仲になっている紙谷さん、次のオーディコンペでの父子対決が楽しみだと言う。

◆トヨタ エスクァイア(オーナー:横張兼一さん)by サウンドウェーブ

USサウンドとオーディオコンペへの出場を同時にこなすスピーカーとして選んだのがロックフォードのハイエンドモデルであるJ5653-3。JLオーディオのDSPアンプであるVX600を使って3ウェイ+サブウーファーを駆動&コントロールする。オーディオコンペ用のメモリーと普段のドライブで使用するドンシャリ傾向のサウンドセッティングを用意して使い分けている。インストール面の見どころはスピーカーバッフルやDSP操作部のパネル面に用いられるステッカーボムのデザイン。インテリアにストリートイメージを取り入れたカスタム処理が光っている。

サウンドはキリリと引き締まったサウンドが特徴、特にベース音の張り&深みが引き出されるサウンドが心地良い仕上がりとなっていた。

◆メルセデスベンツGLC220d(オーナー:根本俊哉さん) byイングラフ

ベテランの根本さんは先頃フロントスピーカーをESB9000にチェンジして現在エージングの最中だという(取材時点では取り付け1週間目だった)。

ラゲッジを見るとマイクロプレシジョンのMONOパワーアンプを贅沢に使っているのが見え、そんなシステムをリゾルトのDSPを使ってコントロールしている。ツイーター/ミッドレンジをAドアミラー裏/Aピラーにセット、ドアのミッドバスはエンクロージャー使って仕様。まだまだスピーカーが落ち着くのを待っている状態ながら、カッチリしたサウンドにの中にも柔らかさを備えたESBサウンドを再生し、すでに高いポテンシャルを感じさせていた。直前の調整で低域を引き締めてハリのある中低域を再生させていたのも印象的。

◆日産 ムラーノ(オーナー:斎藤順夫さん) by LCサウンドファクトリー

楽器をリアルに鳴らすことをテーマにしてシステム選び&調整を実践している斉藤さん。スピーカーにはハーモテックの3ウェイ+サブウーファーをセレクトした。大型のミッドレンジながらAピラーを大胆加工して取り付けているのも見どころ。

ドアにはアルミ&アクリルを使ったアウターバッフル&ディスプレイボードを装着するなど、サウンド/デザインの両面でレベルの高い作り込みを実施する。ラゲッジには3台のグラウンドゼロ・リファレンス ピュアを立体レイアウトするのも見どころ。サイドウォールにはキャパやヒューズブロック、床下にも3台のレギュレーターを埋め込む充実システムとした。狙った楽器のリアルさはもちろんだが中低域の厚みやボーカルの生々しさが美点となった。

◆ホンダ アクティバン(オーナー:鍵 公明さん) by AVカンサイ宝塚店

仕事で使う軽バンをベースにオーディオカーを磨き続けて15年になるというベテラン。仕事中もずっと良い音を聴いていたいというのがそもそもの狙いだった。

これまでも様々なスピーカーやシステムを経験してきたが、今回のホンダ『アクティバン』にはディナウディオのエソター2を中心としたシステムを構築。ドライブするパワーアンプはクワトロリゴのインゴット3をチョイス。駆動力を高めるためにサブバッテリーには電源供給能力の高い産業用のモデルを選んだ。音楽プレイヤーにはウォークマンのド級モデルであるDMP-Z1を助手席前に専用ステーを設けて設置。オーナー好みの明瞭で明るいサウンドが特徴的、しかも音の密度感や情報量がグッと詰まったサウンドになっていた。

◆トヨタ ヤリス(オーナー:飯田直也さん) by サウンドウェーブ

フロント3ウェイ+サブウーファーのシステムながら、パワーアンプやDSPなどを運転席/助手席下に収めてミニマムなインストールで高音質を狙った飯田さん。スピーカーに選んだのはディナウディオのエソター2。ドアミラー裏/Aピラーを大きく加工することで大型のツイーター&ミッドレンジを美しく収めているのがオーナーのお気に入り。そんなスピーカー群をドライブするのはヘリックスのC-FOUR。運転席/助手席のシート下にそれぞれ1台ずつ横置き設置、シート下のデッドスペースにピタリと収める取り付けとした。運転席下はラックを組んでARCオーディオのプロセッサーであるPS8-PROを上段にインストールしている。

ヘビーメタル好きのオーナー曰く「きれいに聴こえるメタルを目指した」と言うサウンドは素直で暖かみがあり聴き疲れしない傾向の音に仕上がっていた。

◆ホンダ N-ONE(オーナー:吉澤 修さん) by EPIC

フォーカルのユートピアMを使って解像度の高いクッキリ系のサウンドを目指した吉澤さん、ボーカルや各楽器が目の前に現れる空間表現に徹底してこだわった。

スピーカー取り付けでキーになるのがミッドレンジのワンオフポッド。リング状のMDFを積層して半球形を作り上げた力作。ピアノブラックの仕上がりも美しい。ラゲッジにはエンクロージャー+アンプラックを兼ねたボックスが設置される。左半分はサブウーファー、右半分にはクワトロリゴのパワーアンプであるプレシジョン2やAUNEのプレイヤー等が収められる。さらに床下にはminiDSP C-DSP8×12やブラックスのパワーアンプNOX4をインストール。センターコンソールを伸ばしてプレイヤーの操作部+DSPの操作部を設置したのも使い勝手が良い。

◆トヨタ ヴォクシー(オーナー:ハタケヤマアラタさん) byイングラフ

ハーツのMilleシリーズのスピーカー群を使ってフロント3ウェイ+サブウーファーを構築したハタケヤマさん。ツイーター/ミッドレンジはAピラーにインストールするスタイル。往年の名機として名高いラックスマンのCM6000をパワーアンプに用いて情報量豊かサウンドを引き出しつつ大型アンプならではの量感溢れる音を両立させている。ヘリックスのDSP-3を使ってシステムをコントロールするサウンドはハーツのスピーカーの特性も生かすクリア感を前面に押し出したテイスト。さらに奥行きを感じさせる立体感を備えたステージの確かさもこのクルマの美点となっている。オーナーはさらなる情報量アップの作戦を練っている最中だ。

◆ホンダ N-VAN(ジャンライン&パートナーズのデモカー)

ジャンライン&パートナーズが扱うモレルのスピーカー群を使って軽バンであるN-VANを高音質化したデモカー。フロントスピーカーにはヴィルタスナノカーボンインテグラ42(10.9cmコアキシャル2ウェイ)をAピラーにビルトイン取り付け、加えてヴィルタスナノカーボンMW6(16.5cmミッドバス)をドアにインストールするフロント3ウェイシステムを構築。さらにサブウーファーとしてインテグレーションリファレンスのIP-UNI8MWをリアゲートの内側にボードを備えて取り付けるスタイル。加えてリアスピーカーの無いN-VANに対してサウンドスポットSP-1(11.0cmコアキシャル)をクォーターパネルに取り付けた。各スピーカー群はARCオーディオのDSPアンプであるPS8-50でコントロール&ドライブされる。

《土田康弘》

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