日産のラインナップに初めてハードトップ(HT)が加わったのが、1970年6月発売の『ローレル』2ドアHT。今年はそれから50周年に当たるということで、東京日産自動車販売新車のひろば村山店に6月21日、初代C30型系から最終型となる8代目C35型系までの歴代ローレルHTが計8台集まった。主催は全日本ダットサン会の支部「ローレルC30クラブ」。かつてローレルの生産拠点だった村山工場跡地にある東京日産自動車販売新車のひろば村山店の協力で開催された。Bピラーのない、いわゆるピラーレスのHTスタイルがアメリカで全盛を迎えていたのが1950年代。その開放感やスポーティさが支持されていた。日本車では1965年にトヨペット『コロナHT』が初採用し、その5年後、ローレルが続いた。コロナに三角窓があったのに対してローレルはこれをなくし、ドアウインドウとクオーターウインドウを全開にすることでより開放的なスタイルに。その後は各メーカーがこぞってHT車をラインナップしていくことになる。この日は、以下のローレルHT全世代がすべて参加した。・初代:1970年7月登録の極初期登録車。開放感ある”グランドウインドウ”。・2代目:”ブタケツ”。リアサイドウインドウがすべて下がるのはこの代まで。・3代目:新設定された4ドアHT。生産台数4桁。2ドアHTもラインナップした。・4代目:4ドアHT。スタイルは欧州調に。開発主管は桜井眞一郎氏。・5代目:4ドアHT。スタイルを再びアメ車調に変更。電子制御サスペンション搭載。・6代目:歴代最後のピラーレスHT。ボディは4ドアHTのみ。・7代目:全車3ナンバー化。センターピラーを加えた4ドアピラードHTに。・8代目:4ドアピラードHT。最後のローレル。2003年1月を持って販売終了。このようにすべてがそろうのはかなりレアなケースだろう。ほかにも初代のセダン3台に、初代と3代目『ブルーバード』も参加。もともとこのイベントは今年4月に開催を予定していたもので、コロナ禍により延期。その後、緊急事態宣言が全面解除されたのを受け、50人以下で“3密”を回避しながら開催することとなった。記念撮影やパレード走行などが粛々と行われたが、久しぶりの旧車イベントとあってマスク越しにもオーナーたちの熱い思いが伝わってきた。
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