愛知県日進市は、BOLDLY(ボードリー)の協力のもと、2月1日から3月8日まで、マイナンバーカードを用いた自動運転バスの乗車予約とポイント付与の実証事業を実施する。住民が自由に移動できる街の実現に向けた新たな取り組みだ。
日進市では、2023年1月に自動運転バス『ARMA』を導入し、定期運行中だ。今回の取り組みは、デジタル田園都市国家構想交付金を活用して行なわれる。
実証では、デジタルIDアプリ「xIDアプリ」をインストールし、マイナンバーカードを連携することで、LINE公式アカウント「にっしんアルマ」から自動運転バスの乗車予約が可能だ。乗車予約後にバスに乗車すると、日進市内で利用可能な特典と交換できる「自動運転バス予約ポイント」が付与される。ポイント付与は、自治体・地域の課題を解決するデジタルプラットフォーム「e街プラットフォーム」を活用する。
実証に参加するためには専用サイトでの会員登録が必要で、初回乗車時には200ポイント、2回目以降は20ポイントが付与される。
このシステムを通じて、高齢者など移動が難しい方々の乗車を確実にし、住民の移動促進による地域活性化を図るとともに、マイナンバーカードの利活用を進める。