東海理化は、愛知県常滑市が同市内で実施する自動運転バス実証実験に参画する。自動運転レベルはレベル2だ。システムが前後および左右の車両制御を実施するもので、運転手が監視する必要がある。
実証実験は、自動運転技術を活用した持続可能な移動サービスを構築することを目的とした、国土交通省「地域公共交通確保維持改善事業費補助金(自動運転実証調査事業)」に採択された実験。
実証実験の期間は1月16日から1月26日までの、土日を除く日程。運行車両は大型バス(いすゞ自動車の『エルガ』ベース)で、定員は24名、最高速度性能は60km/h。午前4便・午後6便(25日は午前4便のみ)、各便18名が試乗でき、常滑市のホームページから予約する。申込期間は17日23時59分まで。
東海理化は、監視者の負担が少ない、安心・安全な遠隔監視システムの実用化を推進する。具体的には、自動運転バス車両の外に取付けた複数台のカメラの映像を合成処理し、映像品質を維持したまま低遅延な伝送が可能なシステムだ。遠隔監視室は常滑市役所に設置され、1月23日から1月26日は、見学も可能だ。