中古車販売大手のグッドスピードは、損害保険会社から過去に自動車修理での損害保険金を水増し請求していた可能性があるとして調査協力を求められ、調査していると発表した。
中古車販売大手のビッグモーターが、交通事故にあった車両に故意に傷付けて、修理代金を水増し請求して収益をあげていたことが問題となっている。
一部報道機関がグッドスピードも保険金を水増し請求していたと報じ、グッドスピードは「損害保険会社から過去の保険金の請求に関して、調査協力を求められ対応していることは事実」とした。
詳細については「調査中」としており、新たに公表すべき内容が判明した場合には速やかに公表するとしている。
グッドスピードは東証グロース市場に上場している。不正の疑いが報じられたことで8月23日の株価は制限値幅下限のストップ安にまで急落、終値は前日比300円安い1082円だった。
また、ビッグモーターに続いてグッドスピードでも保険金を過大請求していた疑いがあることが明らかになり、不正が業界全体に広がっていることも懸念されている。