損害車のリユース・リサイクルを推進するタウは、宮城県名取市にトラックおよび建設機械の鈑金・整備事業を行う「TWC宮城」を開設し、開所式を執り行ったと発表した。
現在の自動車業界では、少子高齢化や若者の車離れ、労働条件などを背景に、車の整備や修理に関わる技術者不足が深刻化している。それに伴い修理工場の減少が進み、車両の修理期間が長期化するなど、生産性の低下が社会課題となっている。特にトラックや建設機械など「働くクルマ」においては、生活に必要なインフラ整備への影響も懸念されている。
TWC宮城では、働くクルマを保有する企業に対し、塗装や架装修理サービスの提供をはじめ、パートナー企業のノウハウやリソースを活用したレンタルおよびレッカーサービスを展開する。加えて、買い取った働くクルマを熟練の技術で修復・整備し、世界に向けて販売するなど、これらの多様なサービスをワンストップで提供する。
また、業界の活性化を目指し、人材の確保・育成による技術継承に取り組むとともに、パートナー企業と連携した大型レッカー配備を通じ、輸送体制の強化を図っている。さらに、宮城県周辺エリアの発災時には、災害対応に必要とされる「働くクルマ」を支える拠点としての役割も担う。
なお、本施設では同敷地内にグループ企業のナルケ自動車の事務所兼工場を併設している。これにより、乗用車の鈑金・整備に加え、ロードサービスの中継拠点としても活用し、より幅広いニーズに対応する。
タウは、日本で年間約200万台も発生する廃棄車両を国内で買い取り、独自に構築したインターネットシステムを通じて世界126カ国以上へ販売している。世界規模での損害車リユース事業を通じて、価値があるのに不要とされるモノを必要な人へとつなげモノの命を循環させる「循環型社会」の実現を目指している。


