山梨県富士川町にある道の駅富士川で5月28日、「クラシックカーミーティング・イン富士川」が行われ、300台を超える内外の旧車が集った。
参加規程は1980年(昭和55年)までに生産された国産車、外国車。先着200台までの受付ということだったが、参加費の手軽さ(1000円)や東京、長野、静岡といった各方面からアクセスのしやすさ等とも相まって早朝から続々と集まり、結果的には300台を超える懐かしの車が集まった。
主催は山梨旧車倶楽部。代表の保坂昌志さんによると、山梨県内外で行われる旧車イベントに参加するうちに仲間ができ、自分たちで開催しようと7人で始まった集まり。7年前から始まり、年2回開催してきたがコロナ渦で3回休止。今回で14度目の開催となった。「我々主催者も会費を払って参加し、皆さんと一緒に楽しもうというイベントです。私たちがそうだったように、ここに来られた方に新たな仲間ができればと願ってます」。
展示車両は普段駐車スペースではない芝生広場に並べられた(参加費はこの芝生養生にも使用されるという)。スバル『360』やスズキ『フロンテ』、マツダ『キャロル』といった排気量が360cc時代の軽自動車や、日産『セドリック』、いすゞ『ベレット』、トヨタ『パブリカ』、三菱『ギャランGTO』などの日本車、フォード『マスタング マッハ1』、MG『Tタイプ』、BMW『2002』などの外国車で埋めつくされた。
保坂代表のホンダ『S600』は1966年式。今年で51年間の所有という。フロントグリルには、レアな1969年の日本グランプリ参加章が貼られていた(これはいただきものとか)。同じく県内から参加したという男性オーナー所有のホンダ『N360』は1968年式で、こちらも50年以上維持。ホンダ初の自動変速機「ホンダマチック」を搭載した、珍しい個体だった。
また、地元では知る人ぞ知る「山梨4」ナンバーを付けた初代ダットサン『キャブライト』や、日産『サニーキャブ』などの小型トラックの姿も。旧車以外では山梨県発動機愛好会による展示&運転などもあり、来場者たちは写真を撮ったりして楽しんでいた。
次回は事前エントリー制となり、11月5日に開催予定。