日産自動車は、R32型『スカイラインGT-R』をベースに、同社の最新電動化技術を織り込んだ、「R32 GT-R EVコンバージョンコンセプトモデル」の製作を開始する。日産が3月28日に発表した。当時の「憧れ」を最新技術で表現するという。
日産によると、同社社員には、GT-Rや『フェアレディZ』などが持つ、「走り」や「運転の楽しさ」そして「パワフルなエンジン」の魅力に憧れ、情熱を持って入社した技術者がいる。このプロジェクトは、そんな技術者の「最高に好きなクルマに、今、自分が最高と思う技術を掛け合わせたら、世の中の人がもっとワクワクするクルマを作れるのではないか」という思いがきっかけだそうだ。
ベースとするクルマは、日産の技術者が愛し、国内外の数々のレースで勝利を収め、今も世界中のファンから支持をされているR32型スカイラインGT-R(1989年~)を選択した。これに日産の最新電動化技術を織り込み、世界に1台のEVコンバージョン コンセプトモデルを製作する。
関係者は「当時のクルマに憧れて日産に入社した技術者が造る、最先端のEV技術をR32型GT-Rに搭載するEVコンバージョンモデルを通じて、多くの方々に、EVならではのワクワクする運転体験や魅力をお伝えしたい」と意気込む。
取り組みの様子は3月28日より日産公式Twitterなどで発信される。