1929年の栄光を再現、ベントレーが「ル・マン・クラシック」に挑む | CAR CARE PLUS

1929年の栄光を再現、ベントレーが「ル・マン・クラシック」に挑む

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ベントレーの「コンティニュエーションシリーズ」
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  • 1929年のル・マン24時間レースで1-2-3-4フィニッシュを飾ったベントレー
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ベントレーは、7月3日から6日にかけて開催される「ル・マン・クラシック」に、同社のビスポーク部門のマリナーが製作した「コンティニュエーションシリーズ」4台で参戦すると発表した。

参戦するのは「ブロワー・コンティニュエーションシリーズ」3台と、「スピードシックス・コンティニュエーションシリーズ」1台。これは、ベントレーのワークスチームがサルテ・サーキットでレースを行うものとしては、1930年以来、最大規模となる。

4台のオーナーは、マリナーのクラシックレーシングプログラムを通じて数ヶ月にわたるレース練習などのサポートを受けてきた。これを記念し、オーナーと車両はロンドンに集結。1929年に撮影された象徴的な一枚を再現した。

車両はすべてマリナー・クラシックチームによって入念に準備され、各ドライバーには専属のエンジニアとメカニックがつく。チーム全体の運営責任者は、ベントレー・モータースポーツの『コンチネンタルGT3』レースチームでテクニカルマネージャーを務めた経験を持つデイブ・アージェント氏が担当する。

戦前のベントレー・ワークスチームの伝統を復活させ、ドライバーとチームマネージャーは、ロンドンのメイフェア地区にあるマウントストリートでチーム写真を撮影した。この場所は、1929年のル・マン24時間レース後にワークスチームが記念撮影を行ったのと同じ場所で、「ベントレー・ボーイズ」の一人、バーナード・ルービンが所有していたアパートから150mの距離にある。

1929年、ベントレーはル・マンで4度目の総合優勝を記録。バルナートとバーキンが駆る「スピードシックス」を筆頭に、3台のベントレー4 1/2リッターが続き、1-2-3-4フィニッシュという圧勝を飾った。今年のワークスチームも、7月のル・マン・クラシックで同様の成功を目指す。

チームは5月初旬にドニントン・クラシックで開催されたレースに参戦し、実戦条件下でのシェイクダウンを完了。参加オーナーの一人、アメリカのジャック・ボイド・スミスJr.氏は、昨年の雪辱を果たすべく、ドライバーのスチュアート・モーリー氏と共に今年の表彰台を目指している。

《森脇稔》

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