ウインターレジャーに出かけると雪解けのシャーベット雪や融雪剤などでクルマが汚れる。そこで効率良く&快適に車するために専用で用意されている各種の洗車用具の準備をしてみよう。
クルマの洗車は効率の良さや快適性を求める場合には実は色々なハードルがある。もちろんシャンプーやワックスは事前に用意して洗車をはじめるとは思うが、それだけだと効率良い洗車は望めない。実は周辺アイテムを含めた洗車道具の充実が洗車を効率化・快適化するキーワードなのだ。
そのひとつがクルマの各部に対応したブラシやスポンジの用意だろう。車体をシャンプーする際にひとつのブラシやスポンジで洗ってみるとわかるのだが、ホイールの隙間などの細かな部分が洗いにくいのが実感できるだろう。そんな時にはホイール用の先の細いタイプのスポンジやブラシの用意すると使いやすい。またルーフの上の手の届きにくい場所が洗いやすい柄の付いたタイプのブラシやスポンジも用意されているので、愛車の装備や環境に合わせて用意すると格段に洗車の快適さがアップするので試してみると良いだろう。
さらに洗車用のグローブも用意されているので、こちらも便利。グローブの表面がマイクロファイバーなどでできていて、手にはめてそのままシャンプーができるのが快適。手先を使えるので細かな部分までしっかり洗えるのがこの手のアイテムの良いところだ。
洗い~拭き上げまでをより効果的にするクロス類の充実も著しい。これも洗車の仕上がりを左右する大きなポイントなので洗車用に用意されているアイテムを手に入れておこう。近年ではマイクロファイバーや吸水性の高いクロスが多数用意されているので使ってみると良いだろう。かつては綿素材のぞうきんなどを使っていたが、近年ではより吸水性が高い生地を使ったクロスが用意されている。シャンプー後の拭き上げでもボディを傷めること無くスピーディに利用できるクロスを用意しておくのがポイント。またワックスやコーティング剤の拭き上げなどに使えるマイクロファイバーも注目。こちらもボディに優しく、スムーズな拭き上げが可能なので仕上がりに差が出るアイテムだ。
洗車時に用意しておきたいもうひとつのキーアイテムがシャワーヘッド。クルマの洗車用に開発されたシャワーヘッドもあるので、こちらを用意すればすすぎやボディ洗いの快適さが段違い。ポイントは水の広がる形(ストレートからシャワーまで)と水流を自在に調整できる機能性だ。クルマは大きなボディ面から小さな部分までさまざまなパーツで構成されているので、それに合わせた水の噴射範囲が欲しくなる。また水流の強さも洗車シーンに合わせて調節できることで洗い~すすぎまでが快適になるのがわかるはず。
その他にも洗車をしているとケースバイケースで気になるポイントがあるが、それに合わせかゆいところに手が届くアイテムも用意されていることもあるのでWebサイトやカー用品店の売り場で確認してみると良いだろう。例えば洗車時にクツが濡れるのを防ぐための長靴もそのひとつ。クツの上からカバーできるシートタイプの携帯用長靴が売られているので、洗車用品の収納ボックスに入れておくと良いだろう。またミニバンやSUVなどのルーフが高いクルマだと、ルーフの中央部にを洗車する場合に手が届きにくい。そんな時に便利なのが小さな踏み台だ。しかしいちいち脚立を用意するのはハードルが高い。そこで踏み大樹の受験用のバケツがオススメ。バケツのフタをすれば踏み台として使えるアイテムならば、普段は洗車用品の収納、洗車中はバケツ&踏み台として使える。1台3役に使い回せるので効率が良いだろう。
このように、洗車を効率良く&快適にするための洗車道具は想像以上に充実している。気になる作業のたびに必要なものをひとつひとつ用意しておけば、洗車がもっと快適で楽しいものになるはず。スピーディに愛車がきれいになることがわかると洗車がもっと楽しくなってくるので、今週末にはお気に入りの洗車道具を揃えて愛車のリフレッシュをはじめてみよう。
土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。