トヨタの新体制発表---佐藤・新社長「商品と地域を軸にした経営」 | CAR CARE PLUS

トヨタの新体制発表---佐藤・新社長「商品と地域を軸にした経営」

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向かって左から:新郷和晃、宮崎洋一、佐藤恒治、中嶋裕樹、サイモン・ハンフリーズ
  • 向かって左から:新郷和晃、宮崎洋一、佐藤恒治、中嶋裕樹、サイモン・ハンフリーズ
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  • 佐藤・新社長のプレゼンテーション

トヨタ自動車佐藤恒治・新社長での役員人事が発表された。トヨタ自動車は2月13日に、3月1日付、4月1日付の役員人事、幹部職人事および第119回定時株主総会日付の取締役の体制について発表した。

トヨタはさる1月26日に、4月1日付で、豊田章男社長が会長に、佐藤執行役員が社長に就任する人事を発表している。佐藤・新社長は2月13日の記者会見で「私たちが継承すべきもの。それは、豊田社長が土台をつくってきた『商品と地域を軸にした経営』だ」と語る。

まず近健太、前田昌彦、桑田正規の現副社長3名は、新体制が掲げる3つの重点事業テーマをスピーディに実践するため、現場で陣頭指揮をとる。

近健太:ウーブン……ウーブン・バイ・トヨタ(4月にウーブン・プラネット・ホールディングスから社名変更の予定)専任のChief Financial Officer。カフナーCEOとともに、ウーブンの改革を推進し、Arene開発やWoven Cityなどの取り組みを加速する

前田昌彦:アジア戦略……アジア本部長として、カーボンニュートラルやCASE技術の社会実装プロジェクトをリードし、アジア地域戦略を推進する。「新興国らしいカーボンニュートラルの山の登り方」(佐藤新社長)を考える。

桑田正規:電動化……Chief Project Leaderとして、レクサスの「2035年 BEV100%化」に向けた事業戦略をリードする。レクサス専用工場であるトヨタ自動車九州の取締役副社長も兼任し、BEVを軸にした九州の生産体制を再構築する。

執行役員は、カンパニープレジデントや地域本部長を中心に、「商品と地域を軸にした経営」を実践する体制にした。

中嶋裕樹宮崎洋一の両・新副社長は、「商品」と「地域」を軸に統括する。北米本部の小川哲男本部長と中国本部の上田達郎本部長は、新たに執行役員として引き続き「地域軸の経営」を、サイモン・ハンフリーズは、現職のクルマ開発センターデザイン領域(統括部長)に加えて、新執行役員Chief Branding Officerとしてブランドづくりを、それぞれリードする。現在、トヨタコンパクトカーカンパニーを担当する新郷和晃プレジデントは執行役員Chief Production Officerに就任(兼任)、生産体制づくりを推進する。ステークホルダーとのコミュニケーションは、引き続き長田准執行役員がリードする。

《高木啓》

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