チンクエチェント博物館(名古屋市瑞穂区、運営:ソモス)は、旧フィアット『500』をベースとしたビスポークを開始。11月1日にコンセプトモデル第1弾「ブラックマウス」を発表した。
ビスポーク(Bespoke)とは、職人などのつくり手と対話しながら自分だけのオリジナルの1台を製作すること。チンクエチェント博物館のビスポークは、外観・内観の色や仕様をはじめ、多様な要望を具現化し、自分だけのフィアット500をつくり上げる。
コンセプトモデル第1弾「ブラックマウス」は、自動車ライターの西川淳氏をプロデューサーに起用。フィアット 500に、西陣織や漆芸といった日本の伝統工芸を用いて、オーナーの個性を表現している。ボディカラーは精悍なソリッドブラック。右サイドにはグリーン、左サイドにはレッド、リアエンジンフードにはホワイトの手書きピンストライプを施している。フロントフェイスにはフォグランプとスポットランプを装着。インテリアは特別なレザーをふんだんに使ったこだわりの内装となっている。
チンクエチェント博物館のビスポークでは、一から自分の好みを伝えてつくり上げることはもちろん、西川淳氏がプロデュースする「コンセプトモデル」、チンクエチェント博物館がさまざまな業界で活躍する人とコラボする「博物館モデル」をベースにカスタマイズすることもできる。博物館モデルでは現在、アーティストの椿彩 CHIYA氏プロデュースの「フィアット 500 Lタイプ ポジターノ・イエロー(純正色)」をベースにした「フェリーチェ」を製作中。そのほかにも、さまざまな人たちとのコラボが進行している。