西鉄グループは10月13日、レトロフィット電気バスの製作を開始するとともに、完成した車両2台を福岡地区へ導入すると発表した。
レトロフィット電気バスは、住友商事が出資参画する台湾最大手のEVバスメーカーであるRAC社と共同開発。従来の電気バスよりも航続距離が長く、CO2削減効果が高いことに加え、中古の国産ディーゼルバスをEVバスに改造することで、低価格での導入が可能だ。
西鉄グループでは、脱炭素社会を実現するため、住友商事と連携しながら、高性能・低価格な電気バス『レトロフィット電気バス』を開発し、2022年6月より小倉自動車営業所で運行を行っている。
完成したレトロフィット電気バスは、2023年3月頃、福岡地区に導入し、試走を実施したうえで、4月以降、営業運行する予定。来年度以降も、西鉄グループ内の営業所へレトロフィット電気バスの導入を進めていく。