丸紅は9月6日、米国最大手の自動車ディーラーグループであるLithia & Driveway(LAD社)と、北米における自動車関連事業の戦略的提携に関する覚書を締結したと発表した。
LAD社は、米国の自動車ディーラーとして最大規模の販売・サービス拠点網(25州278拠点)を有しており、新車の販売およびファイナンスから、メンテナンス・修理、中古車の買取・販売まで、自動車のライフサイクル全体に亘るサービスを一般消費者向けに提供している。
米国では、自動車の電動化や自動運転等の技術革新、シェアリング等により、車両の保有から利用へのシフトが進んでいる。企業部門でも、ユーザー企業に代わり車両保有・管理の役割を担う商用車フリートマネジメント事業の重要性が高まることが見込まれている。
丸紅は、本提携を通じてカナダを中心に企業向け商用車リース・レンタル事業を展開するグループ企業のTDFグループ社の米国事業拡大をLAD社とともに支援していく。加えて、丸紅が運営している米国南部を中心にアフターマーケット向け自動車部品販売事業を行うXLパーツ社およびTPHホールディングス社でも、LAD社との部品取引拡大を推進していく。