レンタカーより便利? 24時間いつでも貸出OKなカーシェア型『オールタイムレンタカー』とは?… 東京渋谷地区でスタート | CAR CARE PLUS

レンタカーより便利? 24時間いつでも貸出OKなカーシェア型『オールタイムレンタカー』とは?… 東京渋谷地区でスタート

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バリュートープ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:佐久間晶夫)は、カーシェアの利便性とレンタカーの料金体系を組み合わせた「オールタイムレンタカー」を、渋谷駅および恵比寿駅周辺の駐車場に集中配置しサービスを提供開始する。
  • バリュートープ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:佐久間晶夫)は、カーシェアの利便性とレンタカーの料金体系を組み合わせた「オールタイムレンタカー」を、渋谷駅および恵比寿駅周辺の駐車場に集中配置しサービスを提供開始する。
  • 24時間いつでも無人貸出可能で、カーシェアのように登録・予約・解錠・精算まで、すべてスマホアプリだけで完結できる、しかし料金は格安レンタカーレベルの『オールタイムレンタカー』が、2020年11月26日から開始
  • バリュートープ株式会社 佐久間晶夫代表は、24時間いつでも非接触貸出OKの『オールタイムレンタカー』を渋谷地区でスタート
  • 佐久間晶夫代表は、前職(株式会社エフアンドエム)在籍中の最後の4年間、5万名以上の個人事業主が利用する、個人向け会計サービス「カルク」のアプリ開発に携わっていた
  • 佐久間晶夫代表は「新しい技術革新」を取り入れたサービスを立ち上げたい想いが強くあり、いくつか候補があった中で、スマートロックシステム「バーチャルキー」を『オールタイムレンタカー』に導入
  • 車種はコンパクトカー(日産ノート)とミニバン(日産セレナ)を用意。全車ドライブレコーダー付きで、ステーションは渋谷駅と恵比寿駅から徒歩10分圏内に複数展開中
  • 価格は、税金と保険料込みで、コンパクトカーの場合、3時間2,970円。サービス利用期間中の各種費用(燃料代、有料道路等の通行料、駐車場料金など)はユーザー負担。 返却時は燃料満タン返しとなり、距離精算での燃料費精算は行っていない
  • オールタイムレンタカーでは、株式会社ジゴワッツと株式会社イードによるスマートロックシステム「バーチャルキー」を導入。同システムは、株式会社スマートバリュー「Patto」や株式会社NTTル・パルク「ノッテッテ」などにも導入されている。スマートバリュー株式会社のサービスプラットフォーム「KurumaBase」にも組み込まれており、カーシェアやレンタカー事業をワンアプリで行うことができる
コロナ禍をきっかけに「新しい生活様式」が浸透した今日。特に都心部においては人混みを避けるために、電車やバスといった公共交通機関ではなく、クルマを運転し、職場など目的地へ向かう人が増えている。

ここ渋谷駅周辺は、じつは以前からレンタカーやカーシェア各社が密集する激戦区なのである。都心ターミナル駅に対してアクセスが良い場所にオフィスや住居を構える人々にとって、クルマは所有するよりも借りるほうが良いということなのだろう。

◆無人貸出OK、カーシェア型格安レンタカー『オールタイムレンタカー』とは?

そんな中、24時間いつでも無人貸出可能で、カーシェアのように登録・予約・解錠・精算まで、すべてスマホアプリだけで完結できる、しかし料金は格安レンタカーレベルの『オールタイムレンタカー』が、2020年11月26日から開始されている。

24時間いつでも無人貸出可能で、カーシェアのように登録・予約・解錠・精算まで、すべてスマホアプリだけで完結できる、しかし料金は格安レンタカーレベルの『オールタイムレンタカー』が、2020年11月26日から開始『オールタイムレンタカー』は、渋谷駅と恵比寿駅周辺エリアにのみステーション(専用駐車場)を集中配置して展開。2020年1月に設立されたばかりのベンチャー企業バリュートープ株式会社が初事業として手掛けるサービスだ。

サービスを運営するバリュートープ株式会社(渋谷区恵比寿)の代表を務める佐久間晶夫氏にインタビュー取材し、佐久間氏の想いやサービスの仕組み、魅力などについて詳しく話を聞いた。

◆重視したのは「新しい技術革新」を取り入れたサービス

バリュートープ株式会社 佐久間晶夫代表は、24時間いつでも非接触貸出OKの『オールタイムレンタカー』を渋谷地区でスタート---: 2020年1月に、バリュートープ株式会社を設立されていますが、これまでの経歴を教えて下さい。

佐久間晶夫バリュートープ株式会社代表(以下佐久間):前職は、中小企業様のバックオフィス業務や、個人事業主として活動されている方の会計処理効率化や業務支援を行う、株式会社エフアンドエム(大阪府吹田市、森中一郎代表取締役社長)の東京本社に新卒で入社し、約14年間勤務していました。

手間と時間がかかる経理業務をITの利用で作業時間の短縮や低コスト化を実現する方法をお客様にご提案し、サポートすることがミッションでした。いずれは起業しようと考えていましたのでベンチャー意識が高い組織だったところにも惹かれて入社したのです。

前職在籍期間のうち10年間は営業マンだったのですが、最後の4年間は、5万名以上の個人事業主の方にご利用頂いている、個人向け会計サービス「カルク」のカスタマーサービスセンター責任者として、コールセンター業務の管理運営に加え、同サービスのアプリ開発にも携わっていました。技術革新により、在籍した14年間でどんどんサービスと効率が良くなることを当事者として体験できました。

佐久間晶夫代表は、前職(株式会社エフアンドエム)在籍中の最後の4年間、5万名以上の個人事業主が利用する、個人向け会計サービス「カルク」のアプリ開発に携わっていた---:大企業に14年間在籍されていながら、その立場を捨てて独立起業という、とても大きな決断をされたのですね。

佐久間:入社当時から起業する気持ちがありながら、前職の業務は私にとって面白味や学びが多く魅力的でした。没頭していたら14年経過してしまったという感じで……。40歳が目前に迫っていたので、今を逃したら起業できないと思い、仕事の区切りがついた昨年5月に退職しました。

---:レンタカーサービス事業に着目した理由は?

佐久間:じつは具体的に何をやるかは決めずに退職しました。決めていたのは「新しい技術革新を取り入れたサービスを立ち上げたい」ということだけです。退職後、半年という時間をかけてじっくりリサーチした中で、最終的にレンタカー事業に決めました。

理由は、私の長年の趣味が関係しています。

私はこれまでの人生で、一度もクルマを所有したことはありません。ですが、登山などアウトドアが趣味なので、たびたびレンタカーを借りて、仲間たちと数人でレジャーを楽しんでいます。登山の場合、深夜にレンタカーを借りて目的地に向かい、早朝から登り始めるという流れになります。つまり、レンタカーのヘビーユーザーだからこそ、技術革新がサービスをもっと良くすると考えたのです。

◆「カーシェア」と「レンタカー」の違いとは?

---:都心部においては、カーシェアという選択肢もありますよね。カーシェアとレンタカーの違いをどのように捉えられているのでしょうか?

佐久間:まずカーシェアは、月に何回も短時間で利用する方にとっては便利なサービスだと思います。ですが、月額チャージのプランがメインで、長時間の場合は距離料金が設定されます。私のような丸1日以上、長距離で使うようなレンタカー的な利用ではカーシェアの料金体系は割高なのです。

一方、レンタカーは、古くからあるサービスのため多くの方に認知されており、バリエーションが豊富です。たとえば出張時の利用や法人営業車両、個人がレジャー目的でキャンピングカーやオープンカー、高級車を選択できたり、引越しのために軽トラックを借りたり、利用方法と車種に柔軟です。

そして、高齢化社会となった現代では、車椅子を積み込める福祉車両のレンタルニーズもありますよね。このほか、郊外のガソリンスタンドや整備工場などが、自社所有の中古代車を活用して展開されている「格安レンタカー」と呼ばれるものも一般的に存在し、サービスのバリエーションが実に豊かです。

まだまだレンタカーは、カーシェアよりも認知度が高く全国的な需要もあり、必要な時に長時間や数日間、気軽に借りられるところが魅力と言えるのではないでしょうか。

ですが、レンタカーはここ数年で「不便」になってしまった部分があり、私はその不便さを解消するサービスを立ち上げたいと思ったのです。

◆レンタカーの「不便さ」が新サービスのヒント?

---:「不便」とは、具体的にどういった部分をおっしゃっているのでしょうか?

佐久間:数年前まで、大手レンタカー事業社は24時間対応のレンタカーサービスを提供していたのですが、2018年に可決・成立した「働き方改革」をきっかけにつぎつぎと24時間営業を終了し、現在は朝8時前後から夜21時くらいまでの営業が一般的となりました。

早朝から登山を楽しみたい私のような場合、深夜に借りられなくなったことで、無駄なレンタル時間やコインパーキング代が必要となり、とても不便になってしまったのです。24時間営業のネックは、スタッフ対応が必要となる窓口受付と、車両確認です。私は以前から「これらの業務は、無人でも可能だろう」と思っていました。

カーシェアで当たり前となっている、店舗を持たず人も介さずに、24時間いつでも利用できてスマホだけですべてが完結する、安全性もあり格安なレンタカーサービスを立ち上げたいと思いました。

その実現には、特別なリソースがない私が起業するうえで絶対に外せない「新しい技術革新」を取り入れる必要があり、いくつか候補があった中で、スマートロックシステム「バーチャルキー」を導入しました。理由としては、現状のカーシェアシステムと比べてもスムーズな使用感と、車両を改造せず搭載できる点が魅力的で、総合的にみて導入コストが最も安価だったことも大きいです。とても画期的なシステムを導入できたことに感謝しています。

佐久間晶夫代表は「新しい技術革新」を取り入れたサービスを立ち上げたい想いが強くあり、いくつか候補があった中で、スマートロックシステム「バーチャルキー」を『オールタイムレンタカー』に導入また、日本でのカーシェアの台数は3万5000台と言われている一方、レンタカーは35万台以上と、市場規模に大きな差があります。私がターゲットエリアとしてステーションを設置する渋谷駅、恵比寿駅周辺は、カーシェアとレンタカーの激戦区であり、つまりは圧倒的な需要がある特別な場所です。

普通に考えると私のような新参者が新規参入するにはハードルが高いエリアだと思われると思いますが、利用者にとって嬉しい「格安レンタカー」は郊外にしかなく、渋谷や恵比寿にはまだ展開されていない点に着目し、24時間無人貸出が可能なカーシェア型システムで格安に借りられて、お客様サポートが手厚いレンタカーサービスをスタートすれば、一定の需要があると考えました。

---:なるほど。ウィズコロナ時代において、カーシェアは無人対応ゆえ非対面・非接触でクルマを利用できる点が便利ではあるものの、佐久間さんのように早朝から数日、長距離で利用したいユーザーにとっては、確かに割高になってしまいますね。

一方レンタカーは、有人対応で大手企業が展開するものと、中小企業が格安で展開するものがあるが、24時間対応できなくなっている。

そういった現状において、2020年11月26日から開始された『オールタイムレンタカー』は、貸出は、新しいテクノロジー(スマホ完結システム)で無人24時間を実現し、料金体系やサービス構造はレンタカーの仕組み、さらに格安という、カーシェアと格安レンタカーのメリットを理想的に組み合わせた、レンタカーサービスということですね。戦略がよくわかりました。

◆車両20台を渋谷&恵比寿に集中配置

---:車種やステーション数、値段などについて教えて下さい。

佐久間:スタートで10台の車両をご用意しており、早い段階でこの渋谷地区で20台まで引き上げたいと考えています。車種はコンパクトカー(日産『ノート』)とミニバン(日産『セレナ』)のみですが、全車安心のドライブレコーダー付きで、ステーションは渋谷駅と恵比寿駅から徒歩10分圏内に複数展開中です。

アプリはスマートバリュー「KurumaBase」を元にオールタイムレンタカー専用アプリをつくりました。App StoreかGoogle Playからダウンロード可能で、12月27日までにアプリをインストール頂いた利用登録者(登録無料)の方には、サービス初回利用の精算時から使えるポイント(1000円相当)をプレゼントさせて頂きます。

車種はコンパクトカー(日産ノート)とミニバン(日産セレナ)を用意。全車ドライブレコーダー付きで、ステーションは渋谷駅と恵比寿駅から徒歩10分圏内に複数展開中

価格は、税金と保険料込みで、コンパクトカーの場合、3時間2,970円。サービス利用期間中の各種費用(燃料代、有料道路等の通行料、駐車場料金など)はユーザー負担。 返却時は燃料満タン返しとなり、距離精算での燃料費精算は行っていない

価格は、税金と保険料込みで、コンパクトカーの場合、12時間4290円、24時間5490円となります。3時間、6時間のレンタルも用意しています。サービスご利用期間中の各種費用(燃料代、有料道路等の通行料、駐車場料金など)はお客様のご負担となります。 なお、返却時は燃料満タン返しとなり、距離精算での燃料費精算は行っておりません。

レンタカーを安心して利用して頂けるように、24時間365日対応のコールセンター(フリーダイヤル)にて、お客様をしっかりサポートさせて頂きます。また、業界トップ クラスの保険・補償内容で、万が一の事故にご対応いたしますのでご安心ください。

---:カーシェア型の格安レンタカーという、これまでになかった新しいサービスについて、詳しく教えて頂き、ありがとうございました。

不便なレンタカーにNO! 24時間非対面貸出の『オールタイムレンタカー』、東京渋谷地区でスタート…バリュートープ佐久間晶夫代表[インタビュー]

《インタビュー:JCR金武あずみ》

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