ホンダ、企業情報サイトに新メディア「Discover Honda」開設…複数のオウンドメディアを横断的にキュレーション | CAR CARE PLUS

ホンダ、企業情報サイトに新メディア「Discover Honda」開設…複数のオウンドメディアを横断的にキュレーション

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キュレーションメディア「Discover Honda」
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ホンダは12月25日、製品や技術・デザイン、開発者の思い、環境・安全への取り組み、モータースポーツなど、ホンダの幅広い活動をわかりやすく伝えるキュレーションメディア「Discover Honda(ディスカバー ホンダ)」を企業情報サイト上で公開した。

Discover Hondaは、ホンダ企業情報サイト内に複数存在するオウンドメディアから記事をキュレーション(収集)して掲載するメディアだ。これにより、サイト内に散在するオウンドメディアの記事を1カ所でまとめて、タイムリーに閲覧できるようになった。

また、特定のテーマを決めて、それに関連する複数の記事をまとめて掲載する「特集」を設ける。例えば一つの製品をテーマに選び、それに対して技術・デザインの紹介からそれらに関わった開発者の思いまで、同じテーマに対してさまざまな切り口で執筆された記事をまとめて読むことができ、一つのテーマをより深く、多面的に知ることができる。Discover Honda開設時点では、日本で9月に発売された新型「PRELUDE(プレリュード)」と、電動二輪車を特集しており、毎月新たなテーマの特集を公開していく予定だ。

Discover Hondaのコンセプトは「マルシェ」だ。新鮮な食品や雑貨、手作り品など多種多様な魅力ある商品が集まる市場のように、さまざまなテーマや切り口の記事に出会える場をイメージしている。ホンダは二輪車・四輪車・パワープロダクツ・航空機といった各事業にとどまらず、宇宙やロボティクスなどの先進技術開発、環境・安全への取り組み、モータースポーツへの挑戦、社会貢献活動など、総合モビリティカンパニーとして多様な取り組みを行っている。Discover Hondaでは、こうした幅広い取り組みを伝える記事を掲載することで、まるでマルシェのように多彩な魅力に出会えるメディアを目指している。

Discover Hondaという名称には、このメディアを訪れ、ホンダの多様性に出会って新たな一面を発見(Discover)してほしいという思いを込めている。

サイトデザインについてはホンダのデザイナーも検討に参加し、メインカラーはマルシェの持つ活気や新鮮さ、前向きなエネルギーを感じられるオレンジとした。Discover Hondaのロゴは、頭文字の「D」の中に複数のキューブを配置することで、多様なテーマに出会えるメディアの特長を表現し、キューブの一つにはホンダレッドを取り入れている。

ホンダは、ホンダの今とこれからを伝えるメディア「Honda Stories(ホンダ ストーリーズ)」を2020年から企業情報サイト内で運営してきた。Honda Storiesは、ホンダの過去・現在、そして未来に向けた取り組みやそこに込めた思いを、ホンダ従業員・役員・関係者のインタビューなどを通して伝えるオウンドメディアだ。またホンダは、Honda Storiesの他にも、技術を解説する「Honda Technology(ホンダ テクノロジー)」、デザインの取り組みを伝える「Honda Design(ホンダ デザイン)」、モータースポーツへの取り組みを伝える「Motorsports(モータースポーツ)」、企業スポーツ活動を伝える「Honda Sports Challenge(ホンダ スポーツ チャレンジ)」など、さまざまなオウンドメディアを通じて情報を発信してきた。これにより、一つのテーマを多様な切り口で伝えることを可能としている。

しかし、複数のオウンドメディアがあるがゆえに、一つのテーマで関連する記事を読もうとするとサイト上で記事を一度にまとめて見つけることが難しいという課題があった。そこで、各オウンドメディアの専門性を生かしながら、横断的に複数のオウンドメディアの記事を見つけることができるキュレーションメディアとして、新たにDiscover Hondaを開設した。開設時点では、主にHonda Stories、Honda Technology、Honda Design、Motorsports、HRC、Honda Sports Challengeの記事をキュレーションするが、キュレーション対象のオウンドメディアは今後拡大していく予定だ。

《森脇稔》

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