ボッシュは、6月1日から3日まで開催されるオートサービスショー2017に出展し、ARを活用した車両整備向けシステムをアピールした。ARとはAugmented Realityの略で、拡張現実と呼ばれる。ゴーグルを掛けると、現実世界の上に何らかの付加情報が追加されて表示されるもので、Google Glass でよく知られるところとなったインターフェースだ。ボッシュは、このARを活用した整備支援システムをアピールする。デモンストレーションでは、ゴーグルを掛けた整備員が整備対象車両を見ると、故障していると推測される個所が赤く光って表示され、整備方法のインストラクションが表示される。同時に、見積もり額も表示され、顧客に提示できるというデモンストレーションであった。従来の、いわゆるダイアグノーシスによる故障診断と比べて、どのようなメリットがあるのだろうか。担当者によると「既知の故障事例のデータベースとARを組み合わせて、素早く正確に故障個所の診断ができるようになっています。ダイアグノーシスのエラーコードからトラブルシューティングする場合は、経験値が必要ですし、ARを通してみると、どこに何があるかがすぐに分かるので、特定のデバイスを探す場合など、作業の効率化につながります」とのことだ。既知の故障情報は、EBR(Experience Based Repair)というデータベースをボッシュが運用しており、これによって故障の傾向や箇所などを特定する精度が高くなっているとのことだ。
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