高機能&高性能な工具をリリースするKTC(京都機械工具)が、6月1~3日の期間、東京ビッグサイトで開催されている「オートサービスショー2017」に出展。注目の新作をブースで展開したのでリポートしよう。真っ先に注目したのは「ヘッドライト光軸調整レンチ(ラチェットタイプ) ADR10」だ。平成27年からロービームでの光軸検査に変更されたこともあり、従来の光軸調整よりも作業者の負担が高まっていることが指摘されている。そんな光軸調整の作業性を高めるために開発されたのがこのモデルなのだ。光軸調整には従来はプラスドライバー(NO.2)を使うケースが多かったのだが、ドライバー先端形状が光軸の調整機構と完全にフィットしていなかったため空回りなどが起こることがあった。そこでADR10では先端形状を光軸調整機構専用に設計、ぴたっとフィットするため調整作業もスムーズになった。さらに近年のクルマは光軸調整用のスペースが狭く作業性が悪かった。そこで中間軸をφ5mmの細型設計(先端部はφ6mm)とし狭いスペースにスムーズに差し込める設計としたのもこだわり。また、光軸誤差が激しい場合には調整機構をたくさん回す必要がある。そんな時でもスピーディに調整できるようにラチェット機構を採用。しかもグリップ部は球形として、人間工学的に光軸調整でもっとも使いやすい形状を設計している。グリップ部と軸を分割できるので持ち運びもコンパクトになるのも特徴だ。◆一般ユーザーが使いやすい6.3sqサイズのソケットレンチさらにKTCのブースでは近年急激に盛り上がりを見せている6.3sqサイズのソケットレンチを前面に押し出してアピール。コンパクトな6.3sqのラチェットやソケットなら、狭いスペースでの作業性も抜群。四輪、二輪のほとんどの作業やオーディオなどの取り付け程度ならトルク的にも十分カバーできるので、一般ユーザーがラチェットレンチに最初の1セットを選ぶならこれがおすすめ。同社の最高級シリーズである「ネプロス」なら、90枚ギアのラチェットハンドルも用意されている。ソケットのサイズやタイプも新製品が続々用意されているので、6.3sqのハイクオリティな工具環境が楽しめる。さらに簡易的にサイドスリップを測定できるサイドスリップボード(ATG92)の展示やデジラチェやノギスの測定値をアプリに取り込むシステムの提案など、プロユースの工具環境を整え作業の効率化を図れるアイテムを数多くの提案した展示となった。
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