静岡ホビーショーの会場でひときわ注目を浴びていたのが、タミヤブースに展示された実車の6輪F1マシン、タイレル「P34」だった。かつてF1に参戦していたコンストラクター「ティレル」は、1970年代の日本では「タイレル」と表記されていた。タイレル P34は1976年と1977年のF1世界選手権に投入された6輪マシンで、1度の優勝、2位に9回入賞するという結果を残している。今回展示されたのは、当時のドライバーであるパトリック・デパイユが乗っていたもので、ブースの担当者によると世界に3台ほどしか残っていないという希少車。走行はできないものの、今回の公開に合わせてオーバーホールを施したという。もともと田宮俊作タミヤ会長とティレルチームの交流があり、通常はタミヤ本社(静岡市)のロビーで展示している車体。同社がドイツの玩具見本市「シュピールヴァーレンメッセ」の出展50周年を迎え、またP34のプラモデルを発売して40年にも当たることから、キットモデルの再リリースと合わせ実車の展示となった。再販となったのは、スケールモデルの1/12『タイレル P34シックスホイーラー(エッチングパーツ付き)』と1/20『タイレルP34 1976日本GP』、それにやRCモデル1/10『タイレルP34 1976日本GP』。いずれもセンセーショナルなフォルムは実車そのままに再現。以前はパテントの関係で使用できなかった“グッドイヤー”のロゴも入り、精密感が高まっている。また、ホンダの『CRF1000L Africa Twin』も実車で展示。新製品の同1/6スケールモデルと並んで出品された。確実な仕上がりと強度を確保するために、金属シャフトやビス止めを採用。実車を組み立てるような醍醐味(だいごみ)が味わえるという。ビッグオフローダーならではの迫力あるモデルだ。このほかのスケールモデルも、1/48『ドイツ38cm突撃臼砲ストームタイガー』、1/16『ドイツ駆逐戦車 ヤークトパンサー(後期型)(ディスプレイモデル)』、1/32『ヴォートF4U-1D コルセア』、1/700『日本海軍駆逐艦島風』などの新製品が目白押し。RCモデルでは、6輪駆動と大径タイヤで抜群の走破性を備えた1/18『コングヘッド6×6』や迫力あるヘビーデューティートラック1/14『メルセデスベンツアクロス3363 6×4クラシックスペースフルオペレーションセット』を始め、1/10『三菱パジェロメタルトップワイド』、1/10『フェラーリ F12tdf(TT-02シャーシ)』、1/10『SUBARU WRX STI NBRチャレンジ(TT-02シャーシ)』、1/10『マツダRX-7(FD3S)(TT-02D)ドリフトスペック』などが出品された。
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