日産自動車の西川廣人共同CEOは11月7日の決算発表会見で、トヨタ自動車の電気自動車(EV)事業の強化に関する一部報道に関連し、「想定された動きであり、歓迎される動き」とコメントした。西川氏は、今後の環境対応技術について「2020年から2025年にかけて大きな電動化の時期となるので、EVのポートフォリオは広がっていく」と、世界の自動車産業でEVの存在が大きくなっていくとの見解を示した。そのうえで、自動車業界では「どれだけ競争力のあるEVを投入できるかが、25年までの競争のポイントになる」と指摘した。また、「電動化は長いスパンでの進化となる。われわれも長いスパンで投資と商品の電動化を進めていきたい」と語った。