日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が10月3日に発表した2016年度上期(4~9月)の新車販売統計(速報)によると、総販売台数は前年同期比1.0%減の230万6282台となった。上期のマイナスは13年度から4年連続。総台数のうち登録車は、4.0%増の154万6310台と2年連続で増加した。しかし、15年4月の「軽自動車税」の増税による影響が続く軽自動車は9.8%減の75万9972台と、3年連続で落ち込んだ。日本自動車工業会は9月に16年度の国内新車需要見通しを、17年度に予定されていた消費税増税の延期に伴って下方修正し、前年度比1.9%減の484万5200台と3年連続でのマイナスを見込んでいる。一方、9月の新車総販売台数は0.5%減の47万6771台となり、2か月ぶりにマイナスとなった。ただ、足元では、日産自動車の『セレナ』やホンダの『フリード』など新モデルの投入を受けた登録車が3.7%増と2か月連続で伸び、回復傾向が顕著となっている。
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