ホンダと大同特殊鋼は7月12日、重希土類のレアアースを使わない磁石を使ったハイブリッド車(HV)用のモーターを開発したと発表した。今秋に発表する次期「フリード」のHVモデルの大半に採用する。この磁石は、大同特殊独自の生産技術である熱間加工工法により耐熱性を高め、実用化された。レアアースのなかで重希土類と呼ばれ、耐熱性を高めるためにHV用モーター磁石の5~10%(重量比)を占めるジスプロシウムとテルビウムを一切使っていない。ホンダは、モーターのローターの設計を見直すなどでこの磁石を実用化、従来磁石のモーターと同等の出力やトルク性能を確保した。重希土類を使わない磁石によるHV用モーターは世界初の技術という。ジスプロシウムの産出地は9割以上が中国となっており、価格や調達の不安定リスクが大きい。今回ホンダが開発したモーターは、そうしたリスクの軽減とともに、「コストも確実に下げることができている」(本田技術研究所の貝塚正明主任研究員)という。
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