SkyDriveは7月13日、山口きらら博記念公園内の飛行試験場で、空飛ぶクルマ「SKYDRIVE(SkyDrive式SD-05型)」の瀬戸内海の遊覧を想定したデモフライトを実施した。

現地には、山口県知事の村岡嗣政氏、山口県議会副議長の河野亨氏、機体製造パートナーのスズキの鈴木俊宏社長が出席した。瀬戸内海上での高速飛行を通じて、技術の成熟度と遊覧飛行のユースケースの可能性を確認したという。
デモフライトは地方や観光地での利用シーンに合わせ、利用者が自動車で離着陸場(バーティポート)へ到着し、空飛ぶクルマへシームレスに繋がる旅客動線を検証した。
第一フライトは午前8時頃に実施した。パイロットは搭乗せず、自動制御とリモート操縦で運航した。飛行距離は2000m(往復)、飛行時間は6分20秒、飛行速度の最大は時速86km、高度の最大は30mだった。
第二フライトは午前11時5分頃に実施した。飛行距離は1900m(往復)、飛行時間は5分42秒、飛行速度の最大は時速85km、高度の最大は25mだった。
SkyDriveは「日常の移動に空を活用する」未来の実現を目指し、これまで愛知県豊田市や山口県山口市の飛行試験場のほか、2025年の大阪・関西万博会場、大阪港、2026年2月の東京ビッグサイトなどで累計300回以上のフライトを重ねてきた。

同社は空飛ぶクルマのユースケースとして、都市の渋滞回避や災害時の物資輸送・救命、新しい観光体験と地方活性化を挙げる。今回のデモフライトでは、ポートまで自動車で到着し、待ち時間なしで乗り換える観光の流れを示した。
福澤知浩CEOは、「山口の地で村岡知事や河野副議長、スズキの鈴木社長らの支援のもとデモフライトを完遂できた」と感謝を述べた。観光での活用を、2028年の商用化に向けた重要なユースケースの一つとして位置づけ、今後も安全最優先で機体開発と製造を進める考えを示している。


