株式会社ツールプラネット(本社:岐阜県岐阜市/浅野一信代表取締役)は、2026年2月12日~14日まで東京ビッグサイトで開催された『第23回 国際オートアフターマーケットEXPO(IAAE2026)』に出展し、同社のスキャンツールの中で最上位モデルである「nano WIN」を中心に用途に応じたスキャンツールを多く出展。
近年、海外メーカーも含め、スキャンツール市場への参入が増える中、今回出展していたスキャンツールメーカー・販売店の中で、国内で自社開発を行っている唯一の純国産スキャンツールメーカーとして、改めて国内の整備事業者や部品商などに対して存在感を示した。

EV・HV時代の強力な武器「nano WIN」の優位性
今回の出展で同社が最も注力していたのが、フラッグシップモデルであるOBD検査専用スキャンツール「nano WIN」だ。 特筆すべきポイントは、ハイブリッド車(HV)やPHV、EVのバッテリー単体での簡易テスト機能を搭載している点にある。
同社の瀬戸貴文営業部長は「最新の電動車対応は、もはや避けて通れません。故障診断だけでなく、バッテリーの状態を可視化できることは、ユーザーへの安心感の提供に直結します」と話す。ツールプラネットとしては初のOBD検査専用スキャンツールであり、最新規格であるDoIP(ISO13400)に加え、従来の有線接続にも対応。整備ソフトもWindowsを採用し、オプションで追加が可能となっている点も大きな魅力だ。
特定整備の認証取得やバンパー脱着に伴うエーミング作業が必須となる中で“診断から校正まで1台で完結できる”複合的なスペックを持つ「nano WIN」が、現場の強い味方となることは間違いない。


エーミングの心理的障壁を取り払う「ADASキャリブレーション」
さらに、多くの整備事業者が「難しそう」「ハードルが高い」と敬遠しがちなエーミング作業についても、同社は独自のソリューションを提示している。 3年前から展開している「ADASキャリブレーション」ツールは、スマートフォンのアプリと連携し 車検証の読み取りから、作業手順の確認、そして作業完了報告書の作成までをスマートフォン1台で完結させることが可能だ。
ブースで話を伺った同社の浅野一信社長は「特に輸入車のエーミングなどはハードルが高いと思われがちですが、一度経験すれば決して難しくありません。弊社でも講習会などを行っていますが、参加者からは“イメージと違って分かりやすかった”という声を多く頂いています”」と、業界に対してエーミングの心理的障壁を取り払う活動を進めていることも話した。

標準機への迅速な対応と、見据える診断の「その先」
現在、整備業界の大きな関心事であるいわゆる「標準機(J-OBD II等)」の仕様公開についても、同社は万全の体制を整えていると話す。浅野社長は「情報が開示され次第、即座にソフトウェアを対応できるようにハンドヘルド型とPCベースの2種類のインターフェースを並行して開発中です。1メーカーでも情報が出れば、先行して対応する予定です」と心強い回答を得られた。この開発スピードは、純国産メーカーならではの強みとも言える。
また、OBD車検の普及により「検査機」としてのスキャンツール需要は一巡した感があるものの、同社が見据えているのは、その先にある。浅野社長は「車検でNGが出た際、原因を特定して修理を行うためには、より深い診断能力が求められます。ディーラーなどに外注せず、自社で完結できる体制こそが、これからの整備工場の競争力になります」と、1工場に1台ではなく、1人1台のスキャンツールの必要性を説く。
純国産メーカーとしての誇りと、現場のニーズをいち早く汲み取る開発力。同社のツールは、次世代の整備ビジネスを支える不可欠なパートナーとなるはずだ。

