77周年を記念し、新旧ロータスがサーキットでお祝い | CAR CARE PLUS

77周年を記念し、新旧ロータスがサーキットでお祝い

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ロータス77周年アニヴァーサリートラックデイ
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  • ロータスカーズヘッドオブジャパンの寺嶋正一さん

ロータスは77周年を記念し、富士スピードウェイにて「ロータス77周年アニヴァーサリートラックデイ」を12月14日に開催。主催はロータステクノロジーイノベイティブリミテッド。

雪になるかもという予想は辛くも外れたが、小雨降る富士スピードウェイに続々と新旧ロータスが集合。その数およそ50台。ピットにはフォーミュラマシンやワークスモデルをはじめ、歴代クラシックロータスが展示され、注目を集めていた。

ロータスカーズヘッドオブジャパンの寺嶋正一さんはオープニングで、「ロータスの生誕77周年をオーナーの皆様と共にお祝いできることを非常に嬉しく思っている」とコメント。そして、「ロータスは1948年、小さなガレージからビジネスをスタートさせ、数々のレースを経てF1のワールドチャンピオンシップまで登りつめて来たブランドだ」と歴史を振り返る。「創設者のコーリン・チャップマンはパワーを増すとストレートが速くなる。ただ軽量化をすればどこでも速くなるという哲学のもとにクルマ作りを進めてきた。多くのオーナーは、そういう哲学を深く理解され、ロータスの77年の歴史を支えてきた真の主役だと考えている」と述べる。

また近年について、「早い段階から電動化にも取り組み挑戦をしてきている。しかし、電動化は世界的にも、日本においても難しい挑戦だ」と認めたうえで、「オーナーの声に耳を傾けて意見を伺いながら、フレキシブルに今後のクルマづくりを考えていきたい。例えばPHEVなども開発を進めており、最適なプロダクトを届けていきたい」と語る。

そうしたことを踏まえ、ロータスの哲学のひとつに、「For The Driversという言葉がある。ローダスは常にドライバーのために、運転する人に楽しんでもらうことを基本理念、一番大事なこととして考えている。それはプロダクトが変わってもその考え方は変わらずに進めていきたい」といい、今後、例え電動化が進んでもベースの部分は変わらないことを強調した。

さて、当日のプログラムはサーキット走行がメインだ。4台のフォーミュラロータスが富士スピードウェイの本コースを駆け抜け、『マーク8』や『マーク11』をはじめとしたヒストリックロータスも濃い霧の中を快音を響かせながら走り抜けていった。

今回走行はしなかったものの、ロータス『コーティナMk1』のワークスカーが表れたのには驚いた。1966年にロータスの広報車として登録されたのち、同年のレースにもチーム・ロータスのワークスカーとしてデビュー。その後、アラン・マン・レーシングに売却され赤とゴールドのアラン・マン・レーシングカラーに変更されたクルマだ。現在はチーム・ロータス時代の仕様にレストアされている。

そのほかにも、日本において1980年代から90年代にかけてロータスを得意とするボディショップがヨーロッパをベースに作成した『Europa Boat』も展示。当時のショップの広告には実際に水上を航行する姿が掲載されており、現オーナーの元でも船検を取得し実際に航行できる状態なっていた。

《内田俊一》

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